今週は、バイリンガル教育の大御所の先生と一緒に、学会発表をしましたが、私は自分の勤務大学から、中継(ビデオコンファレンス)で参加しました。 (そのことについて書いた記事はこちら)

 

そして、昨日は「研修受講者」として、教育機関の研修を受けたのですが、いろいろと考えがグルグルと頭の中をめぐり、日本で盛んに言われる「グローバル人材の育成」というのは、一体何なのだろう、と考えさせられました。

 

私たちが学会で発表したことが、さらに研究を重ね一般化されていくにはまだまだ時間がかかると思いますが、これだけ時間をかけてデータを集め、専門家が分析し、他言語との比較を試みたり、脳科学の検証と突き合わせたりして、方法論を模索している一方で、何も考えず「これをやってください。」と一方的に支持する「教員研修」にはどんな意味があるのかを考えさせられました。

 

ところで、これは「TBS緑山スタジオ」で検索して出てきた写真なのですが、どうしてこの写真を探したかというとこの1週間は「待ち」の時だったからです。

若かりし頃、タレントさんの「マネージャー」(という名のお世話係)の仕事をしていました。

ドラマの撮影は、時間が延長したり、変更になるので、タレントさんはこんな部屋でじっと待っていました。

私は一緒にお部屋にいたこともあれば、廊下のベンチで長時間、ただぼーっと待っていたこともありました。

その頃、編み物にハマり、かなり上達したものです。今なら、ずっとスマホをいじっているでしょう。

 

娘の合格発表を「待つ」

学会発表のビデオコンファレンスの出番を「待つ」

そして飛行機を「待つ」(今回は遅れたのは1便だけでした)

 

人は「待つ」間に、どうやって心を落ち着かせるかを考えなくてはいけないのですが、時には「忙しさ」が気持ちを紛らわせ、落ち着かせてくれるのだということをこの1週間で学びました。

 

でも教育は「待つ」わけにはいきません。人は1日、1日、変化し、成長していくので、時には嫌われてもいいからもっとアクティブに改革していかなくてはいけないと思った1日でした。特にこれが自分の子供に関係してくればなおさらです。

がんばらなくちゃ。