1年ほど前に、日本語補習校の5年生だった娘が、漢字テストで連続100点を取ったことを記事に書きました。

娘が、漢字テストで100点が取れるようになったのは、小学校3年生くらいからです。

補習校の小学校1年生の時は、親の私から見たら、全部合っている漢字やひらがなもしょっちゅう減点されていました。(そのことについて書いた過去記事はこちら

小学校2年生になって、補習校を転校し、がんばって毎回、漢字テストを受けたのですが、書くのが遅くてテスト時間内に全部の漢字が書けず、減点されていました。

 

そこで、我が家の漢字学習特訓は、とにかく素早く正確に書けるように、時間を計りながら、1、2、3と掛け声をかけて字を書きました。最初は、なかなか早く書けず、泣きべそをかいていた娘も、だんだんとリズムに乗って自分で声を出しながら書いていくようになりました。

 

この方法は、字を覚える際の集中力をあげ、テストで早く書けるようになる、という点では有効ですが、決して「書くことを楽しむ」行為ではありません。テストでいい点を取ったら、好きなものが買ってもらえる、というような付加価値でもない限り、子供はやりたがらないでしょう。

 

昨日の記事にも書きましたが、文字を習いたての子供に「最初が肝心」とばかりに、あまり厳しく字体を直すと「書くこと」に拒否感を示すようになってしまう危険性があります。あくまでも「書くことを楽しめる」ように「自由帳」をたくさん与えて、自分だけの世界を綴れるようにしてあげるのと同時に「他人に見せるための文字」として、「キレイに書けるとかっこいいよ」と言うことも教えてあげられたらいいと思います。

 

娘はモンテッソーリのプレスクールに行ったおかげで、英語の筆記体をかなり早くに覚えました。テストやワークブックのようなものを使って文字を覚えるのではなく、子供の手の動きに合わせて、自然と文字が書けるように様々なツールを使って教えてもらったので、今でも とても上手に筆記体が書け、現地校の友達に驚かれます。娘が通っている小学校(現地校)では、特に字を上手に書くことを推奨していませんが、グループワークで何かを発表する時、よく娘は書記係になって字を書くことが多く、先生からもBeautiful handwritingと言われます。

 

そういえば、2年前、小学校(現地校)で「筆を使った水彩画」の授業があった時。「Draw someting that represents yourself with a brush and water colors. (水彩絵の具と筆を使って自分を表現するものを描きなさい)」という課題で、娘は大きく「美人」という漢字を書いていました。先生に意味を聞かれて「Beautiful peson, it represents me.」と答えたそうです。

感性のおもむくままに漢字を感じる我が子に感動した瞬間でした。

 

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