かれこれ10年ほど前に、私の同僚と「言語学学会」で発表をしたことがありました。
前にも書いたのですが、私の専門は「教育学」で、「二言語教育」の研究をしているので、「言語」について研究することもあるわけです。その時は、たまたま「言語学と言語教育学の融合」のようなテーマの学会にいくつか応募してみました。
「言語学」の中でも、応用言語学の分野で「会話分析」とか「談話分析」をやっている人が共同研究者だったので、言語学の方は彼女に任せ、「教育学」の方は私が担当する予定でしたが、その学会はサンフランシスコであったので、観光もかねて一緒に出ました。
あまりよく覚えていないのですが、次々と「それを知ってどうするの?」的なテーマの発表が多く、中でも当時、若者がよく言っていた「〜ていうか」をひらがなで書くか「〜て言うか」と漢字を使うか、について熱く語っていた先生の話が印象的でした。
他にも「ま、そうですね。」の「ま」と「ま(あ)、そうですか」の「ま」の長さがどのくらい違うかなどの研究もありました。
う〜ん、そのような細かいことを生涯かけて研究しているというのもすごいな〜と思ったのですが、今日出た学会で久しぶりにこんなものを見て、またまた考えさせられました。
これは、文の構造を表すSyntax Treeと呼ばれるもので、言語学を学んだ人なら一度は見たことがあると思います。
現在は、このTreeを作ってくれるアプリもあるようですが、昔はこのTreeがサラサラっと書ける人を見てすごいな〜と思っていました。すごいことはすごいんですが、これが書けたら一体、何の役に立つのかは、いまだにわかりません。
今日は、このようなTreeをずっと見ていたせいで、自分がカカシになった夢でも見そうです。
私がなぜこのカカシを見続けることになったかと言うと、お世話になった先生(言語学の権威)が数年前に亡くなり、その先生を偲ぶ会が学会の最後にあったからです。
途中から、あまりのわからなさに気絶しそうになりましたが、こうやって突き詰めて「言語」を研究してくれる方がいるからこそ、言語を教育することもできるわけですから、本当にありがたいことです。
さて、明日から12月。ついに娘の受験の時が来ました。
あとはもう運を天に任せ、祈るのみです。
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