昨日、娘の小学校の先生からメールが来て、我が子が人種差別的な発言をされた、という記事を書きました。(その過去記事はこちら)
その事件が起きた翌日である昨日、その発言をした男の子と近くにいた男の子の友達、我が子とこの事態の後で近くにいた女子にカウンセラーの先生が別々に話を聞き、みんなで話し合ったそうです。
ここで、まさかの展開が。
差別発言をした男の子が
「僕はアラブ人で、XX(ウチの娘)が先に
Go Back to (his country).
と言った」と先生に言ったそうです。
先生がウチの子に「本当にそんなこと言ったの?」と聞くと娘は泣きながら「I do not know (わからない)」と言ったそうです。
言葉の発達が遅かった娘は小さい時に言語療養士の先生から「質問されて、何を聞かれているかわからない時はI do not knowと答えなさい。」と指導されていました。
それで他の子達(証人)からの話を聞いて、どうやらその男の子がかなりウチの娘にひどいことを言い続けて、最後に
Go Back to Asia.
と言った後、我が子が泣きながら何かを言ったかもしれない。ということでした。
それで、学校側は「確かに男の子の行動はひどいけど、ケンカ両成敗ね。」みたいなメールを私に送って来たのです。
アメリカでよくある、マイノリティが自分の言い分を通す時「自分は差別を受けている」と言って、自分の立場を正当化する手段だな、と思った私は、すぐに返事をして
ウチの子は、その男の子にずっと差別的な発言をされている。
私(母親)にまで、そういう発言をしたこともある。
彼が、自分が差別を受けていると感じるなら、どうして他の人種に対してそんな発言をするのか。
娘は、差別的な発言をした覚えもないし、今も言ったかどうか「わからない」と言っている。
ただし、我が家は、家で日本語しか話さないし、彼が何人(どんな人種)であるかも知らなかったので、そんな発言をしたとは思えない。
とこちらの言い分を言っておきました。
そして、今朝、学校に行き、カウンセラーの先生と話し、娘は日本人のアイデンティティに誇りを持っていて、その男の子にそれを侮辱され続けていたと伝え、私たちは彼を「白人」だと思っていたし、アラブ人だなんて知らなかったと言いました。
すると、その先生も その男の子が今までにも同じようなことをしてきた、と教えてくれました。前のクラスの先生によると、彼は何か悪いことをして、他の子が文句を言うと「自分はアラブ人だからイジメられている。」と言うそうです。
なんでウチの子がターゲットにされたのかは、わかりませんが、割と一人でいるし、おとなしそうに見える割には怒ると毅然とした態度で言い返すので、そのリアクションを楽しんでいたのかも、、、とのことでした。
「我が子が何も間違ったことをしていない。」とは言いませんが、このように「人種問題」を盾に人に嫌がらせをしても自分が被害者であるかのように振る舞う子供には、断固として戦う! それがアジア人の「母は強し」だというところを見せなくては。