以前に「言語習得における臨界期説」について書きました。その記事はこちらです。

 

ここ数ヶ月、非常にたくさんの日本語と英語のバイリンガル話者の音声データを聞き続けているので、特に「後続型バイリンガル話者」(ある程度の年齢に達してから、第二言語を習得して、母語と同じくらいのレベルに達した人)の英語の発音に興味を持つようになりました。

 

日本語が第一言語で、12歳を過ぎて中学に入ってから、英語を勉強し始めた人でも英語の発音がほぼネイティブのレベルの人も一定数います。現在は、アメリカ在住のバイリンガル話者のデータしか聞いていないので、日本にそういう人がどのくらいいるのかは全然わかりません。

 

日本語と英語が非常に高い能力に達していると判定した160人くらいのバイリンガル話者の言語習得プロフィールをみると「同時性バイリンガル」(両親がバイリンガルで、生まれた時(あるいは幼少時)から両言語習得している人)が2割強で、「早期後続型バイリンガル」(5−6歳までに第二言語を習得し始めた人)がもっとも多く4割くらい、「中期後続型バイリンガル」(11歳くらいまでに第二言語を習得し始めた人)がほぼ3割で、12歳以降に第二言語を習得した人は一割くらいでした。

 

日本語と英語の後続型バイリンガルの場合、ほとんどが日本語が母語で 後から英語を習得した人だと思っていたのですが、私がデータ分析している人は、英語が母語(第一言語で)あとから日本語を習得した人が40%くらいいました。

 

これから夏までに500人くらいのバイリンガル話者(とみなされている人)の音声データを聞くことになっています。

このデータが集計されると、「日本語と英語のバイリンガルを育成するには、どちらの言語をいつから学ぶと両言語が高い能力に達する可能性が高いか」の予測がある程度、可能になるかもしれません。

 

 

 

 

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