よく日本人の友達から「アメリカって体育や家庭科の授業がないんでしょ?」と言われます。

カリフォルニア州の公立小学校では、予算削減から「体育」や「音楽」を教える「スペシャリスト(特定の教科を教える先生)」が雇えないこともよくあります。だったら、「担任の先生が教えればいいのに。」と思いますが、小学校の教職免許を取るには、体育や音楽を教えられる技能は必要ないので、それは自分の仕事じゃない、と思っている小学校の先生も多いようです。

でもそれは、アメリカ全域に適用するわけではなく、カリフォルニアでも他の州でも「体育」の授業がある学校はたくさんあります。

「家庭科」に関していうと、確かに日本の小学校で習うような「調理の仕方」や「手縫の基礎」のようなことを教えてくれる小学校はあまりないかもしれません。少なくとも私が訪問したジョージア州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、カリフォルニア州の公立小学校には、そういう授業はありませんでした。時々、ボランティアの親が「料理のデモンストレーション」をしてくれたり、放課後のプログラムで「刺繍」を教えてくれるクラスがあったりはしますが、授業としてはないのが普通のようです。

 

そんな感じなので、もちろん日本のような「運動会」がある学校も少ないと思います。我が子が通っている学校は大学付属なので、大学の競技場(スタジアム)で、年に1度「スポーツイベント」がありますが、勝ち負けがあるわけでもなく、競技もやりたい子だけが好きなのに参加するようになっているので、日本の「運動会」と比べると、あまりのユルさに驚くかもしれません。

 

おととい、そのイベントがあったのですが、私は校内にいたものの、仕事で見にいけなかったので、夫に写真係を頼みました。日本では、お父さんが早起きして撮影場所を確保すると聞いていたので、夫は「いい場所を取るには先に行っていたほうがいいのか」と心配していたので、前年までの様子を伝えました。

ダンスも事前に練習するわけでなく、みんなで楽しく踊っていますが、バラバラ。なんか微笑ましいリラックスしたイベントです。張り切ってカメラを持っていった夫も早々に引き上げたようでした。

 

次はアメリカでは珍しい娘の学校の「家庭科」(というよりは技術)のイベントの様子をお伝えします。

 

 

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