前回、我が子の人生初のテストについて書きましたが、あと2つだけ例を出し、教育者としての自論を次に書きたいと思います。

ひらがなテストの採点は、その後も厳しくなり、全部書けていても88点ということがありました。だんだん字数が増えてくると減点の対象も多くなって来ます。練習帳の直しも厳しくなって来ました。

 

ある日、私が仕事で出張した時、夫が宿題を一緒にしてくれました。毎日写真で出来を見せてくれて、娘も楽しそうに宿題をやっていたようでした。最後のページに夫が大きくピースマークを書いて「やったね。」と書いて提出したところ、先生が「ここには「ま」のつく言葉と絵を書くんですよ。」と娘を叱ったそうです。

それを聞いた夫は「これは『まごころ』だよ!」と言い、娘に横に「まごころ」と書かせました。

次の宿題は「を」と「つ」。夫は「『をつ!』と書いて、先生の疲れた顔をここに書いてやる」と熱くなっていました。

 

さんすうのテストでは -5点ということもありました。理由は、記号(あ、い、う、え)で答えなくてはいけないところを「さんかく」「しかく」のように書いてしまったこと、「丸や三角を使って絵を書いてみよう。」という問題で、どこに絵を描いていいかわからず、何も書かなかったことだそうです。

0点ならともかくマイナス???

私は暴れ出しそうになってしまったので、夫に頼んで、どうして-5点だったかを娘に説明してもらい、直した後に私がマルをつけてあげて「間違いじゃないんだよ。答えはわかっていたけど、答え方が違っていただけだよ。」と言いました。

その翌週、娘が現地校で10分くらい描いた「丸や三角を使った絵がすごすぎる」と先生がコピーを取って見せてくれました。

あ〜、このままでは日本語で学習することが嫌いになってしまうかも、、、と心配し始めました。