日本は夏休みもあと数日になり、子供たちは、宿題のラストスパートに入った頃でしょうか。

アメリカでは、8−9月が新学年度の始まりなので、夏休みの宿題が出る学校はほとんどないと思います。3ヶ月近くの長い夏休み中、宿題もないと子供は何もすることがなくなるため、最近では、毎日勉強を教えてくれるデイキャンプも盛んになって来ました。

アメリカの小学校が、夏休みになると日本に行き、日本の小学校に体験入学し、補習校の「夏休みの宿題」もある我が子は、夏休みも毎日のように勉強しています。

 

「子供は宿題が嫌い」 なぜかと言うと、「大人(先生)がつまらない宿題を出すから。」これは私の持論です。

 

宿題には2つのタイプがあります。それは「予習(準備のため)の宿題」と「復習のための宿題」。

前者は、授業がよくわかるために、またはクラスで他の人の前で発表したりする時に必要なもの

後者は、習ったことをもう一度 自分の頭の中で整理したり、理解するためのもの

大学の場合は、前者の宿題を出すことにより、クラス内での活動がやりやすくなります。後者のタイプの宿題は出さなくても試験を上手に作れば、(少なくとも私の)学生はしっかり勉強して来ます。

 

ただ、子供の宿題の場合、その宿題をやったことにより、その子にとって利益がある(先生に褒められる、テストでいい点がもらえる など)と感じない限り、「宿題をやりたい」という気にはなれないと思います。

 

しかも「これって何の意味があるの?」的な宿題だと、子供にとってはただの「試練」。授業でやり終わらなかったから「はい、これ宿題」では、習っていないからやり方すらわからず、親がイチから教えなくては進められないものもあります。

 

親が教えないと、わからないような宿題を出して「親が手伝ってはだめ」という先生も多いと聞きますが、親に手伝ってほしくないなら、一人でできる宿題を出さないとダメ。それに「この宿題をやったら、何ができるか(単に先生に褒められる、テストでいい点がもらえる 、、ではなく)」を子供にわからせないと、ただただ「嫌なことをやらされている」だけになってしまいます。

 

で、私は子供の宿題を手伝うか? はい、手伝います。

代わりにやるか? う〜ん、時間がかかりすぎるものは一緒に手分けしてやることもあります。

それで、子供はどうなるか? 今のところ、そんなに嫌がらず宿題に取り組んでいます。

 

それでいいんじゃないかなぁ、と思う今日この頃です。