我が家の10歳の娘は、平日は「現地校」と呼ばれる英語で学習する小学校に通い、土曜日は「補習校」と呼ばれる日本語で日本で使われている教科書を使って教科を教えてくれる学校に通っている。今は、まだ現地校の新学期が始まっていないので、毎日3−4時間、補習校の宿題をこなしているのだけれど、学年が上がっていくにつれ、一つの課題をこなすのにヒジョ〜に時間がかかるようになってきた。

その理由は、英語が強くなるにつれ、日本語で新しいことを学ぶ時に英語でも理解しようとするからだ。そしてある問題が解けない時、そのコンセプトが理解できていないのか、言語(日本語)が理解できていないから、解けないのかを親が見分けることが難しくなってきた。

今日は理科で「生命の誕生」の課を一緒に勉強したんだけど「これっていわゆる性教育?」と緊張しながら教科書を見せて説明すると、無言で目を合わさず教科書をじ〜っと見ている。そしてメダカの例を出した後に人間の受精卵から胎児の様子を見せてなるべく「生物学」的に説明していたら、神妙な顔で聞いていた。

そして、ワークブックを仕上げた後、私が「どう? だいたいわかった?」と聞くと「これ、超、難しい」という答え。やっぱり説明が、抽象的すぎたかな〜と思って「何が難しかった?」と聞くと「ランシの「卵」っていう漢字、うまく書けない〜。バランス取るの難しい〜!」という答え。

え? そこ? やっぱりバイリンガルの子って面白い。