芸は身を助ける

そう父に言われて渋々ギターを弾いた時期もありましたが、実際その通りだと思っています。


ギターを弾き続けたことによってお金をもらってギターを弾くまでになりました。



↑こちらで書いた話でイベントでギターを弾くように頼まれているのですが、こんにゃくいもはギャラを断ってその代わりご飯食べさせてもらうことで出演を快諾しています。


その話をギタリストK氏にしたら怒られてしまいました。


僕らは一応セミプロという形なんだから!


と。


確かにギタリストK氏と一緒にギターを弾くときは何かしらの形でお金を頂いています。まぁ確かに時間と技術を提供するわけですから金銭が発生するのは当然っちゃ当然なのですけど…。



なんか…出演する際のギャラの交渉って苦手なんですよね。他の人の話も聞いてみようと思って父に相談しました。そしたら



お金?とらんでいいよ!好評なら次からとれ!



なるほど。父はこんな性格だから我々は苦労したのか。と思いましたが、私もこの考えには賛成せざるを得ません。



チャージをとってお客さんに来てもらって弾くならまだしも今回はプロムナードコンサートで演奏はタダで聴ける状況なので…。




私が快諾したのはあくまで経験値の為…なんですよね。あと、若い経営者たちを応援したい気持ちからです。




ギターを職業として捉えた場合、1時間から2時間のLIVEで僕ぐらいのギタリストでも1〜2万円貰えます。ホテルでの営業の場合もう少し長くて5万円ぐらい貰えたりします。時給換算で時給1万円ぐらいになります。待機時間込みで。



なんて割のいい仕事!と思ってしまうかもしれませんが、そのライブやコンサートを成功させる為にとてつもない練習時間を積んでいます。それも込みで時給換算すると最低賃金を割り込むことでしょう。



つまりギタリストは一見楽な割の良い仕事に見えるが、実は割に合わない仕事な訳です。不安定だし。その練習時間バイトでもすればもっと生活は潤うのでしょう。



でも私は人前で弾いてお金をもらうためにギターを弾いてるわけじゃありません。


ギターが上手くなりたいから弾いているのです。正直人前で弾きたい、とかあまり思わないんですよね。なんか流れでそういうことになってるだけなんですよね。



先日もある場所で弾いてくれ、と頼まれましたが断りました。理由は忙しくなるのが嫌だったからです。目立ちたいわけでもない、お金を稼ごうとおもっているわけでもない。じゃあ自分はなぜここまで時間を割いてギターを弾いているのか?と自問自答するときがあります。


んー…



ギター弾いてお金貰いたいな!



忙しくなるのが嫌でもお金もらえたら奥さんの機嫌も良くなるだろうし。