2019年タンゴダンスアジア選手権が終わりました。
今年で16回目を迎えるアジア選手権。ピスタ部門99組(棄権2組)ステージ部門26組(棄権1組)の参加でした。
私たちは、この選手権の運営に協力する形で、選手権に参加いたしました。
今回で15回目。残りの1回は2006年の選手権に選手として参加し、優勝を頂いております。
参加者の半数近くを日本以外の国籍の方達が参加する、まさにアジア選手権という名前にふさわしいイベントとなりました。
競うという形をとりますが、それぞれのタンゴを研鑽し、タンゴの仲間たちのなかでその踊りを披露します。
半数以上は毎年参加される方ですが、残りの方は意外と初めてという方も少なくありません。
自分のタンゴに近づいていく作業の区切りとしての選手権参加という方が多かったようです。
私がタンゴを踊り始めたころ(かれこれ27年ほど前?)に比べれば、雲泥の差で技術も上がり、タンゴらしさはどういうことかとう認識も広まり、素晴らしい踊りをする人ばかりになってきました。
日本全国、多くのタンゴ教室が増え、また優秀なアルゼンチン人タンゴ教師も日本をはじめアジア各国に立ち寄るようになり、タンゴを学ぶ環境が良くなったこともあるかと思います。
しかしながら、実際に踊っている選手は、それぞれの努力を重ねてこの選手権に挑むところは、皆さん公平に機会が与えられます。
どうか、選手の努力が実りますように、十分踊れますようにと思い、スタジオを2日間閉めての運営協力です。
おかげさまで、運営も選手も選手権に慣れて、随分とスムースな運営となりました。
参加人数が多くなったために、時間が長くてそれはそれで大変ですが。。。
司会の山尾洋史先生のタンゴを愛する気持ちにあふれた司会のおかげで、選手のみならず観客も楽しく応援に参加できる選手権となりました。まさか、ウェーブで会場を温めるとは(笑)
なにしろ世界チャンピオンが司会しているダンス選手権はそうないですしね。
実際の選手権の試合での皆さんの踊りは、緊張の中、素晴らしい踊りをされていました。
ピスタ部門では、日本のタンゴを踊る方に足りないものを、他のアジア各国の選手に多くあり、決勝に残った日本人はわずかだったのが残念でした。
ステージ部門は、自身の身体の特徴を理解できているカップルが順位をあげることができた思います。
結果はピスタ部門は北京から参加のAllen Ma & Simona Wu。素敵なタンゴを踊る長身の若いダンサーでした。すごく素敵かわいい。
そしてステージ部門はタカシ&メグミ先生達でした。今回は完全オリジナルの振付けで挑まれたそうで、良い結果が出ましたね。
…そんななか、福岡で昔からタンゴダンスを愛していたHさんが逝去された。
なんどもWSや、タンゴフェスティバルでお目にかかって、一緒に過ごしたことがある。
お仲間に「上手いTangoを踊ろうと思うな。良いTangoを踊れ!」と説かれていたそうです。
上手いタンゴは、技術、センスの賜物で努力の中得られるもの。
しかし良いタンゴは、タンゴを知らないとそれが踊れない。
そんなことを語れるタンゴ愛好家の逝去はとても残念です。
日本においてのアルゼンチンタンゴ、そんな踊りが増えてくれることを願ってやみません。
タンゴダンスアジア選手権に、選手として参加の皆さん、応援に来てくださった観客の皆さん
大会を主催運営していただいたラティーナ本田社長をはじめ社員の皆さん
本当に表に見えない、音響照明、舞台監督の皆さん
経験した方にしかわからない大変さがある審査員を引き受けてくださった、
亮先生、ミカゲ先生、ナオ先生、キョウコ先生、源太先生、ラム先生
このために、日本まで来てくれた、Ivan&SilvanaとDiego&Aldana
司会進行を盛り上げてくださったヒロシ先生、英語通訳中村詩のぶさん、西語通訳の太田亜紀さんあ
そしてFJTAから大会運営協力として手伝ってくださった、Naomiさん、Maikoさん、Sebastianさん、
うんじゅさん、タイスケさん、Sayacaさん、田邊さん
前後のWelcome&Farewellミロンガを運営していただいたATPAの皆さん
スポンサーをしていただいた、ユナイテッドをはじめとする各団体の皆さん、
ありがとうございました、そして本当にお疲れ様でした。
また来年、お目にかかれるのを楽しみにしております。