以下、勉強会のまとめをwordにまとめたものです。
016.10.2 水戸協同病院
足部と体幹から考える全身へのキネティックチェーン まとめ
運動連鎖の基礎(下行性運動連鎖)
骨盤前傾
↓
股関節 屈曲、内転、内旋、大腿骨の後方移動、内旋(大)
↓
膝関節 伸展、外反、外旋、下腿骨の後方移動、内旋(小)
↓
足関節 底屈、回内
骨盤後傾
↓
股関節 伸展、外転、外旋、大腿骨の前方移動、外旋(大)
↓
膝関節 屈曲、内反、内旋、下腿骨の前方移動、外旋(小)
↓
足関節 背屈、回外
※連鎖から外れているアライメントをとっている人もいる
※運動連鎖の操作を行なうと遠位から行なった場合上行性の運動連鎖になる為この表と逆になる
※人によっては運動連鎖から外す方向に操作を加えるほうが症状が楽になる場合もある(痛み、パフォーマンスなどニーズを考えて行なう)
運動連鎖操作・評価のポイント
既往歴・スポーツ・ポジションを聞く
操作は関節・筋出力・感覚へアプローチ
遠位関節ほど波及効果は薄い
意図をもって操作する
操作の後に起こる反応を予測する
痛み・問題の出る動作で検証作業を行う
痛みが減った・問題が解消されたかどうかを調べる
どの関節への介入が一番効果が出たか
どの筋出力・感覚にアプローチしたらもっとも効果が出るのかを検証
骨盤後傾の人
歩行の立脚前期~中期にかけての問題が出る(この時間が長い)
骨盤前傾の人
歩行の立脚中期~後期にかけての問題が出る(この時間が長い)
動作の評価
立位での筋のボリュームや緊張の状態
歩行動作
ランジ動作 が分かりやすい
筋による検証作業
多裂筋
※多裂筋が弱いと椎間板が傷つくとの報告もありヘルニアとの関連性も報告されている
※多裂筋は萎縮するとトレーニングしないと戻らない
機能 脊柱後方の安定化
豊富な固有受容器
伸展作用(仙骨の前傾)※腸腰筋は腸骨の前傾
脊柱回線・側屈
屈曲時の遠心的作用
触診 深部多裂筋:深部の緊張→PSISの真横で触れる
表層多裂筋:外側の硬い緊張
※深部から徐々に緊張を帯びてくる
腰椎港湾可動性テスト
側臥位で大腿が腹部につくか
下部腰椎が屈曲するか、しなければ多裂筋の短縮の影響(反対側も関係あり)
多裂筋を使った腰椎伸展のコントロールが大切
ストレッチは側臥位で走行に沿って、なおかつ肋骨を押し上げつつするとよい
収縮練習では収縮が強くなり、他の筋が働きすぎないように
腹横筋
機能 内臓の安定化
脊柱の安定化
伸展・屈曲はしない
伸展位、屈曲位で働くことで中間位への戻る力として働く
内臓、脊柱が安定することにより力学的に身体の力の伝達能力が高まる
特徴 安静座位では右利きの人は左の腹横筋の筋厚が厚く、右の内腹斜筋の筋厚が厚い
ストレッチポール上では安静臥位よりも腹横筋の筋厚が厚い
右手の外転では左の腹横筋が厚くなる
UとOの発音で筋厚が上がる
座位より立位のほうが収縮が認められた
触診 ASISの内下方で腹直筋の外側、内腹斜筋と重複する。
(腹直筋下部の脇を入り込む感じ)
深部の緊張で触れる
その後、内腹斜筋の膨隆が起こる