当たり前だったものが突然違うものに見えたり感じたり?

 

 

「ゲシュタルト崩壊」って言葉自体、知らない人も多いかもしれません。

でもその症状を聞くと「それ経験あるかも!」っていう人は多いかも?

 

 

私は子供の頃によくその症状があり、平仮名とか漢字を書いたりしてる時に起こりました。

いつもはなんの疑問もなかった文字が、突然変な形に見えたり、

「あれ?これであってる?」って、なんか初めて見るものに見えたり。

特に覚えているのは。平仮名の「を」です。

この文字を書いてたら、なんか間違っているような感覚になり、書くほどにしっくりこない。

すると他の文字も、「なんだこれ?」ってなってくる。

 

 

こんな症状をゲシュタルト崩壊と言います。

 

 

ゲシュタルト崩壊とは、

文字や図形などの全体的な形態を認識している状態から、

それを構成する個々の要素にバラバラに認識するようになる知覚現象です。

同じものを長時間見続けると、本来の意味や形が分からなくなり、文字が歪んで見えたり、

バラバラの部品のように感じたりします。

もともとは失認症の症例として報告されましたが、健常な人でも起こることが知られています。 

 

 

ゲシュタルト崩壊の具体例

  • 文字や図形: 同じ漢字や記号を長時間見続けていると、一塊の文字として認識できなくなり、パーツにバラバラに見えたり、元の文字の形自体に違和感を覚えたりする。
  • プログラムコード: 長時間コードを見続けていると、変数名や関数名がただの文字列に見え、ロジックが理解できなくなる。
  • 身近なもの: 繰り返し見ている広告や、見慣れたメールの定型文に突然違和感を覚えることがある。 

 

 

大人になって文字をそんなに書くことが減ったので最近は症状がないですが、

文字以外だと階段を下っている時に起きることがあります。笑

 

真っ直ぐの階段を下っていると、突然足の動かし方がわからなくなるんです泣き笑い

足がもつれそうになる泣き笑い

運動神経が悪いわけではないんです。

 

子供の頃に家の階段から落ちて腕を骨折したことがあったこともあり、

階段は慎重になります。

その「慎重になる」ことがゲシュタルト崩壊の原因かと思います。

脳で考えすぎてしまって、混乱してしまうのではと。

 

 

なぜ起こるのか

  • 持続的注視: 同じものを長く見続けることで、脳が疲労し、全体的な形態の認知が減衰することが原因です。
  • 全体性の喪失: 本来は個々のパーツがまとまった「全体」として認識されているのに対し、ゲシュタルト崩壊が起こると、その全体性が見失われ、個々の要素がバラバラに知覚されるようになります。
  • 他の現象との違い: 視覚疲労で視野全体がぼやけるのとは異なり、ゲシュタルト崩壊は構成要素はまだ見えているが、それらをまとめる「全体」の感覚が失われるのが特徴です。 
 
 
ゲシュタルト崩壊は聴覚、味覚、触覚でも起こります。
同じ動作をしていると何をしているかわからなくなる。
集中力が高い人の方がなりやすいと言われていますが、考えすぎは良くないということですね昇天
 
 
夏目漱石の「門」の冒頭にもこのゲシュタルトについて書かれています。
「…いくらやさしい字でも、こりゃ変だと思って疑ぐり出すと分らなくなる。この間も今日の今の字で大変迷った。紙の上へちゃんと書いて見て、じっと眺めていると、何だか違ったような気がする。しまいには見れば見るほど今らしくなくなって来る。… 」
 
 
すごくその感覚わかりすぎる。
みなさんも同感の方いらっしゃいますよね?笑
 
 
ゴルフのスイングでもイップスという現象がありますが、
これと近い感覚なんじゃないかと思いました。
 
いつも読んでくださりありがとうございます✨
 
 
 

✒️著者 FORE MUSE編集部 Saemi

 

 

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