ラボ・研究関係専門 整理収納アドバイザー
ショウボです。
奥から怖いものが出てくる場所
・・・・・・・
それはラボの冷蔵庫です。
ギャーーーーーッ!!!
Canvaマジック生成によるAI生成画像
なにこれーーーーー!!!!
いまが片付けのラストチャンス
修論発表やその練習会などでお忙しいラボのみなさん。
3月になったら卒業や就職・進学でいなくなる人、みなさんのラボにいませんか?
いなくなる前になんとかしなければ手遅れになること、わかってますか?
そう、それは
冷蔵庫・冷蔵庫のカオスです。
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教授や上司から言われるのを待っていては始まらない
ポスやPIや教授は管理職で実験をしておらず、ラボの実態を把握していないことも多い。
また、ポス本人が作った実験サンプルではないので、どれがなにやらわからない。
ただ指示を待っていたら
「(自分も含めて)みんな忙しいから整理してる時間はないね」
と先送りになってしまいます。
「いなくなる人」というのが同僚や先輩だったり職位が上の人(先生や先輩研究者)だとなかなか言いづらいんですよねえ・・・。
「整理やりましょう!やります!」と言い出せる人は
●いなくなる本人
●現場の状況を把握しているチームリーダー
●研究サポートスタッフ
●管理専門スタッフ
くらいしかいません。
まず、だれかが計画して整理の口火をきらないと、遺物がラボに溜まって地層化してしまうのです。
どこから始める?
冷蔵庫整理の方法については以前の記事に書きました。
この記事では、まず収納に番地ラベルをつけるのをお勧めしました。
でも、今の時期は優先順位を変える必要があります。
放っておくとと所有者・管理者不明なモノを置いたまま人がいなくなってしまいます。
収納に番地ラベルがなくても、いなくなる人のものは先にまとめてもらいましょう。
いちばんわからなくなりやすいのは実験した人が作ったサンプルだからです。
ラベルをつけ忘れていても、今ならまだ何のサンプルか覚えている可能性があります。
どう進めるかボスの事前了解をもらい、今のうちにその人が使っていたモノを分けておいてもらいましょう。
名前ラベルをつけたカゴを1つ2つ渡して、
「ここにあなたが使っていた試薬とサンプルを入れてください」と頼みましょう。いなくなる人が使っているモノが分けられれば、今後使えるスペースがはっきりします。
気をつけておくべきなのは、
整理の手順についてボスと相談をしておくこと、その次にラボメンバーに個別に頼んでおくこと。
これが整理を成功に導くポイントです。
コミュニケーションを怠ると整理は円滑に進まず、むしろトラブルの種になります。
いきなりモノの配置や見た目が変わると、「だれがこんなことをしたんだ(怒)」「勝手にやるな(怒)」ということになってしまいますよね。
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共用品と個人のモノを分けよう
つぎにやることは残すものの分類です。
片づけコーディネートをする人は、自分が使っているモノは当然わかりますが、ほかのだれか複数の人のモノと、他の人が個人で使っているモノの区別ができません。
共用品には名前を書かないので、誰と誰が使っているのかわからないのです。
そこで、それぞれのメンバーが使っているモノ(試薬)にカラーシールやカラーテープを貼ってもらう。または期限を決めてシールを貼っておいてもらう、というのはいかがでしょう。
ヒトやチーム別に、シールやテープの色を指定し、冷蔵庫の前に貼っておくといいですよ。
(ちなみに、研究補佐員のシールカラーは”シルバー”にしました。シルバー人材なので )
一枚もシールが貼られていないのは誰も使っていないもの、ということになるので廃棄候補品として分けることができます。
整理してから霜取りしよう
すでに霜に埋まっているフリーザーは、霜取り作業が必要です。
霜取りしないとお化けが埋まっていても気付きません。
探し物時間が余計にかかり、大事なサンプルが溶けてしまいます。
そしてさらに霜がついてしまいます。
でも霜取りは非常に手間暇がかかる。
だから、すこしでも霜取りを楽にするためにも、整理を先にやるべきです。
フリーザーや冷蔵庫が快適に使えるようになったら、研究が加速しますよ!
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