参考文献の整理整頓、どうしてますか?
紙にプリントなんてもう古い?
もう論文は紙ではなくパソコンでしか読まない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
紙にしろ、電子ファイルにしろ、個人で集めている参考文献は流動物(テーマ対象が移り変わる)ですし、量の見通しがつかないので
分類やファイリングに凝りすぎは時間の無駄だと思います。
大雑把でシンプル・自分の性格から考えて
継続できそうな楽な方法を選ぶのがベストです。
いきなりきちんとやろうとすると破綻します。
私の場合、とにかく紙に全てプリントアウト。
電子ファイルがあってもプリントアウト。
当然、かさばるのですが、パソコンの中にあるものはどうも読んだ気がしない。
自分の手で線を引いたりグリグリ書き込みして初めて頭に入るというアナログ人間なのです。
工夫というほどのことはないのですが、やっているのは
発行年と著者のファミリーネーム、キーワードを1ページ目の右肩に書く、ということ。
これだけなのですが、
この作業をすることによって、頭の中が整理されてくるんです。
重要度が高い(すごく参考になった・必ず論文に引用する)のは右肩にぐるぐる三重丸とか花丸とか書いてます。
並べる時は発行年順です。
同じ著者の論文が何報もあるときは、その分だけまとめる、ということもします。
その場合も、発行年順に重ねます(古いのが下、新しいのを上に)。
論文書き終わってめでたくアクセプトされるまでは袋やクリアフォルダに挟んでひとまとめにし、机の一番下引出しへ。袋の背になんの参考文献かわかるように書いておく。クリアフォルダに挟むのだったら、付箋で見出しをつけておく。
ポケットファイルに入れたりバインダーに綴じることはしません。取り出すときも捨てるときも面倒なので。
一段落したら棚に移動。
年末や年度切り替え・社内の席替えなどの節目に処分します。
文献カードを作ったり、文献管理のための細かいファイリングに時間を使うのは維持継続に多大な労力が必要ですよね。よほど几帳面でそういったことが好きな人でない限り続かないでしょう。
その時間があったら文献を読んだほうがいいのではないか、と思います。
なお、共用の資料の場合は面倒でもファイリングが必要です。
誰でもすぐに探せる・取り出しやすい・戻しやすい
という状態にしておかないと、複数の人の時間の無駄(探す時間)になりますので、個人もちの参考文献とは別、とお考えください。
ファイリングの知識を勉強したい方にお勧めの本
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個人の性格や仕事の内容、使えるスペースなど、状況によって適した整理や収納のやり方があります。
「この散らかったオフィスをなんとかしたい・・・」
「仕事がしづらい」
「どこから手をつけたらいいかわからない」
「時間がない」
「一人で片付けるのは大変」
など、お困りの方はオンラインでご相談お受けしていますので下記リンクのお問い合わせフォームからご連絡ください。
研究者の方々へ。ラボや研究オフィスを整理して研究成果を出そう!ラボの整理収納をテーマに研究しているラボ整理研究室のサイト。
茨城県つくば市の
ラボ・研究関係専門
整理収納アドバイザー
ショウボでした
追記:
ラボやオフィス整理にお悩みの方へ・本を書きました (2023年6月出版)