「今回の育成テスト、どうだった?」
そろそろ、子供に対してこの質問をするのもやめたほうがよさそうですが、やはりついつい聞いてしまうところが親のさが。
子どもの答えは
「算数は失敗したけれど、普通
」
でした。
ただ、1教科ずつ聞いてみて4教科の合計点数を聞いてしまうと、ちょっとまずい点数。
我が家で勝手に決めている「ここまで出来たら頑張ったゾーン」をやや下回っているのです。
思わず無言になる私![]()
ええ、気まずい空気になって、完全に失敗です。
この失敗パターンは、どこかのテストで挽回するとして。
失敗したからこそ、テストの振り返りでよかったところを探すことにしました。
算数
まず失敗したという算数。
確かに点数を見ると大チョンボです。今回はつるかめ算と平均ですが、
「つるかめ算がわかってないのかな?」
と思ってみてみると、共通で計算ミスを4つしていました。
ところで、ここ最近、ミスをしたら「ミスの理由チェックタイム」を設けています
計算ミスしたら
「あ、まちがえてたー」
で終わるのではなくて、次のテストの作戦タイムにしよう、というわけです。
幸い、計算ミス4つのうち3つは、途中で計算ミスに気付けるパターン。
例えば、買ったじゃがいもの個数を求めるのに7あまり5、とかでているわけです。
どんなふうに買うんだろうね。
お店でじゃがいもを5等分に切ってもらうのかな」
と子供とケタケタ笑いながら、
「実はこの、割れなかった問題って【見直しチャンス問題
だって、明らかにおかしいのがわかるじゃない?
ということは、問題文の数字を移し間違えたか、計算ミスしているか確認すればいいよね」
※見直しチャンス問題というのは、とっさに作った造語です。
「それでさ。
今回とってもうれしかったのが、問題用紙についに計算式を全部書いてくれたよね。
これ、とっても素晴らしいことだよ。どこで間違えたかわかるし、テスト中でもどこで間違えたかわかるじゃない?」
そんなわけで、【ミス】と切り捨てるのではなく【見直しチャンス問題】―つまり見直せば丸にできる問題―というプラスの位置づけにしました。
実際、計算ミス以外、つるかめ算も平均もよくわかっていました。
応用問題で解けなかった問題は、テクニック問題と問題演習が少し少なかったせいでした。
ここはおいおいやっていけば十分で、今回のテスト範囲は理解度〇だと思いました。
理科
電流ですが、基礎問題を少し落としました。
テキストを見ていて思ったのですが、乾電池と豆電球を並列にすると、電流がなぜそういう答えになるのかよくわからなかったんですよね。
それを埋めるべく、いいYoutubeを見つけたのですが、演習させないで本番に臨ませたら、きちっと基礎問題を落としました![]()
応用問題はばっちりで、今回はもったいなかったですね。
テストは終わりましたが、電流は公開模試と本番の常連だと思うので、Youtubeを見せて、手を動かして演習させようと思います。
社会
満点。問題なし。
きちっとやった分が実力に反映されていて◎ですね。国語
見直しはそれほどできていないので、さらっとしか書けませんが…。
出来はまあまあ。ただし、おそらく正答率50%の問題を落としていそうな予感。
ちょっともったいなさそうな感じがします。漢字のミスは、少しだけテコ入れをしました。
先日、学校見学に行った際、国語が得意科目な子が、ついつい辞書をひくのがよかった、ということを言っていたので、ミスした問題だけ辞書を引かせました。
本人はブーブー言っていましたが、辞書を見て少しずつイメージする習慣もつけたいな、と思っています。
4科目合計
算数がふるわず4科目いまいちにみえましたが、よくよく見てみると実はすごくラッキーなテストだったな、と感じています。
子どもにも
「今、こういうミスをしてよかったねぇ。
次のテストから見直しの練習もできるよ。
これから受験本番まで、【見直しチャンス問題】の練習をいっぱいできるね。
受験本番で『割り切れなかった!?』って焦っちゃう子もいると思うけれど、君は2年以上練習できるから大丈夫だよ」
そう声を掛けました。
本人はミスをしたくなく、ブーブー文句を言っていましたが、こう声をかけたら、甘えたくなったようで、私の膝の上に座りだしました。

まだまだ小学4年生。
甘えたいのかもしれません。
されど小学4年生。
座高が伸び、子供の顔が私の顔の前にあって、髪の毛がくすぐったいけれど。
そんな親子のふれあいがありながらも、私はいいミスをしたな、とうれしくなりましたし、日々の努力がきちんと問題用紙に残っていて、それだけで幸せな気持ちになりました。