中学受験で中学校選びをする際に、皆さんはどんなところを見ていますか?
最近、中学校を割と見てきたおかげで、(よっぽどのところでなければ)もうどこでもいいじゃん
と思っているところ、失礼します笑
説明会、文化祭合わせると、ちょうど15校見てきました。
9月、10月は文化祭のハシゴ、11月は説明会のハシゴという、飲みに行くよりは健康的だけど、こんなハシゴはしたくない、という生活を送っております![]()
また、日能研には9月、10月に開催された難関校保護者会(正式名称は忘れました
)、みんなの難関校子ども会もありましたね。
私はミーハーなところがあるので、いち早く御三家は全てまわりました。
世間でいう超人気校ではどんな教育をしているのだろう。
保護者層はどんな人達がいるのだろう。
連れてきたお子様はどんな感じの子だろう。
先生や生徒の様子はどういう感じだろう。
どんな表情で会話をしているのだろう。
そして、御三家でない学校と比較をしました。
偏差値40台、50台、60台の学校をそれぞれ見に行きました。
40台の学校はまだちょっとしか見れていませんが、おかげでだいぶ中学校の肌感がわかってきたように思います。
※ここで言う偏差値は日能研のR4偏差値です。
まず、何故か、偏差値上位層にいくほど、保護者層はいい服を着ていることがあります![]()
お子さんにしっかり教えこんでいるような雰囲気もありました。
じゃあ偏差値下位校はというと、よくある服装でしょうか。
私はどちらも普通の服を着ていきまして、キリッとした服をきた皆様に囲まれて少し苦笑いしつつ説明会に参加しました。
で、ですね。人気校、偏差値上位校がいいか、と言われると一概にそうとも言えなさそうです。
とにかくカンペを読んでいく学校もあれば、名物校長がすんごくいいプレゼンをする学校もありました。
英検推しの学校もあれば、体験と社会の人達との交流の中で学びを深める学校もありました。
学生主体を強調する学校もあれば、勉強最優先で軽く、みたいな学校もありました。
とにかく海外留学推し、みたいな学校もありました。
留学、希望者制なのに、ほぼ全ての生徒が行く、という学校も。積立しないので、保護者サイドで留学費を計上しないといけないところもありました。
人気校だけど、良さがわからない学校もありました![]()
大学受験を見据えたら、成績が絶対大事だ! ![]()
というのであれば、御三家に入れて鉄緑会にぶっ込むのがいいのでしょうが、果たしてこれがいいかというと❓❓❓なのです。
社会に出て役に立つスキルは、ソフトスキルと呼ばれるようなスキル、非認知能力などなどだったりするわけです。
学力一辺倒の時代は終わりを迎えはじめて、IQよりXQ(Experience Quality≒経験が大事)が大事な世の中になってきています。
すると、部活や社会との繋がり、留学もを通して得られることもかなりあるわけです。
ポール・タフさんのこれらの本はバイブルですね。
そして、人間の幸福で大事なことを上げ始めると、キリがありません。
ただ、共通していることは、運動をしっかりして、いい食事をとって、よく寝ること。
そして、自分をどんな環境に置くか、ですね。
朱に交われば赤くなるなので、子供にとってどんな環境が1番いいかを考えるしかないということです。
でも、そんなの選べないよ![]()
そんなわけで、消去法で削りました。
①交通事情
電車やバスをどれだけの時間乗せるか、ですね。
すごく混むので、極力都心に向けて電車に乗せたくないというのもあります。
通学時間が長いというのは、デメリット。
子供の体調も心配です。
あとは、最寄り駅から学校まで歩いてみることですね。
すごく狭い道なのに、後ろから車がくる学校。
駅が繁華街で、しばらく人だらけの学校。
裏路地に連れていかれそうな学校![]()
それから、徒歩20分ぐらいの学校は、夏の熱中症がとっても心配です。
これは子供だけでなく親も関係します。
PTAや保護者会などで、学校に行かないといけませんもの![]()
私は、楽して登校したいなぁ![]()
地元の公立中学が1番近いのだが……給食もあるし……(ムニャムニャ)。
※お引越しできる方は別です。
②宗教色の有無
宗教OKな方は大丈夫ですが、我が家はパスでした。
子供は大丈夫なようですが、私には合わなかったのです。
6年間なんだかんだで親も学校と関わるわけで、親も苦手なものは無くしたい💦
③校風(肌感)
ここが1番の難しいところですね。
どんなに先生がいいことを言っていても、実際の学校の雰囲気を作るのは生徒なわけです。
といっても、生徒の様子を伺うのは、かなり難しい💦
生徒主体の説明会も、選び抜かれた生徒でしょうし、学園祭はハレの日の生徒です。
学内見学も、生徒サイドからすると授業参観日と変わらないわけです![]()
じゃあどうするかというと、そんなハレの日、いい状態でも違和感がある学校は、多分向いていないだろう、ということです。
とっても良さそうなのに、なんだか疲れる。
とっても良さそうなのに、なんだか気をつかう。
自由そうな雰囲気をウリにしているのにが、なんとなく閉塞感を感じる。
生徒の表情が固く見える。
校舎に圧迫感を感じる。
なんとなく掲示物が嫌だ(稀にあります!?)
説明会なのに、トイレでトイレットペーパーがぐしゃっと置いてある学校(1校ありました!?)
一方で。
生徒が緊張していても「ここはいいな」と感じる学校もありました。
グラウンドでのびのびやっていていいな、と思える学校もありました。
たまたま目の前で説明してくれている子が苦手なだけ、という学校もありました。
校舎に入った途端に、ほっとする学校もありました。
図書室の蔵書数をアピールする学校はありますが、クラシックなコーヒー店のような図書館で、居心地が大変よく、コーヒー片手に毎日図書室に通いたいと思う学校もありました。(司書さんの努力も素晴らしかった。ぜひ大人にも開放して欲しい
)
静かな学校もあれば元気な学校もありました。
施設の充実度が素晴らしい学校もあるけれど、その充実さをとっぱらったら、「うーん?」な学校もありました。
※施設の充実度は1ヶ月程度で慣れてしまうようです。
施設がどれだけ良くても、人間の幸福度には影響しないという科学的なデータもありますね。
その施設を使って、生徒が何を体験できるかを大事にした方が良さそうです。
変な例えをしますが……
最高にいい化粧品で、肌の状態をすごく良くしてくれるけれど、とっても臭う化粧品があるとしましょう笑
その臭いが大好きな人にとってはバッチリ![]()
許容範囲な人とっては、ちょっと我慢しながら使う![]()
臭いは許せない、という人にはNGなわけですね。
NGなのに使い続けると、辛いわけですね。
学校選びもおそらく同じです。
これらは、合同説明会やzoomの説明会では分からないんですよね。
結局、可能な限り学校に行くことが1番の近道のように思えました。
あと、1回行ってOKというより、何回か行くと、いいと思ったところがそう感じなくなったりもしますので、複数回いって慎重に選ぶのが良さそうです。
ふ、負担が……![]()
ちなみに弁当の有無は、ほとんどの学校が弁当です。
カフェテリアあったり学食あったりしますが、子供たちはお弁当がいい、なんて言って、結局お弁当というケースも往々にしてあるようですね。
給食と書かれていない限りは、基本的に諦めました![]()
給食、学食などの有無については、今年の進学レーダー(2025年5月号 p86~)に一覧があります。
皆様のご参考になれば。


