野外調査が終わった後は、サンプリングをした樹皮や落葉をもって、共同研究者の所属先であるRussian Academy of Scienceの極東支部、 Institute of Geology & Nature Managementがあるブラガベシェンスクという街へ移動し、山火事実験のセットアップなどを行いました。
「極東ロシア」というと、モスクワからも遠いし、不便な場所というイメージがあるかもしれませんが、Russian Academy of Scienceの...というより近年のロシアの発展はめざましく、研究所には日本でもあまり見ることができない高額な分析機器がたくさんあります。また、研究面以外でも、個人的には生まれて初めて電気自動車に乗ったり、ローカル線のCAさんが英語で話しかけてくれたりと、調査を始めた10年前とは変わりつつあるロシアの「うごめき」のようなものを感じました。