盲導犬や警察犬は有名ですが
災害現場などで人命捜索救助の為に育成された犬達
これが災害救助犬。
主にシェパード、ラブラドール、ゴールデンなどが活躍しています
「身体障害者補助犬法」という法律によって定められている盲導犬とは異なり
災害救助犬には法的な枠組みがなく、行政からの補助金も全くありません。
災害救助犬の育成、出動は民間のボランティアによって支えられているのが現状です。
いつ起きるかも全く想定すらできない大災害に備えて
公費で災害救助犬を育成する余裕なんてない。
と言われる方もいるそうですが 本当にそれでいいのでしょうか。
自衛隊や警察庁及び千葉県警のみに配備されている警備犬(警備、捜索、災害救助)
全てこなせるように公費で育成された犬たちもいるのですが
やはりこれだけでは大規模災害時には到底足りるはずもなく
警備犬のようなオールマイティになんでもこなす犬を民間だけで育成
するには膨大な時間や費用を考えても到底無理があり
可能性を持った犬もきっと多くいる中で 行政の支えがないということが
ただただ残念でたまらない。
又 災害時の救助犬の出動に関して言えば
国内及び海外での災害救助、派遣に備えて 民間団体及び個人が
もっと自衛隊、警察、消防、及び地元行政とが敏速に連携していく体制を整える
必要があると感じています
むしろ 行政が仕掛けなければこの自然発生的なネットワーク作りは無理なのであって
行政を動かすのは、世論。世論を作るのでは私たちであり、
その結果いかんで初期出動の今後のあり方も変わってくる。
それはひとつでも多くの命を救う事にほかならない。
「災害対策に力を入れる」という言葉はよく聞きますが、
それを言葉だけに終わらせることなく、「災害救助犬」という真に必要な分野にも
もっと行政が協力すべきだと思う。
地震大国と言われる日本だからこそ 世界からお手本となるような
日本国であって欲しいと 心からそう願います。
腰が重い行政の代わりに八ヶ岳国際救助犬育成センターの設立を助成した
日本財団は、さすがですね。
又 今も助成もなく民間のご寄付だけで日々災害救助犬の育成
に励んで下さっている各団体、そして個人の皆様
そして 厳しい中でも懸命に応えようとがんばっている犬達
私たち国民のためにいつもありがとうございます。
様々な災害現場 そして大震災という過酷な想像を絶する現場で
ハンドラーと共に心身共疲労困憊する毎日を送り
いつしか人命救助のはずが遺体捜索のみに変わり
生存者を見つけられないというストレスもはかり知れない中でも
満身創痍で挑んでくれた彼ら災害救助犬達。
この度の3.11の大震災に出動直後から体調を崩し衰弱死した
海上自衛隊の警備犬金剛丸はまだ4歳4カ月
同じ現場で元気に活動したRDTAのランディ号(8歳)も震災直後
体調を崩し急逝した。
それ程犬たちにとって心身共に厳しいものだったという事。
そんな命懸けの究極のボランティア 小さな勇者災害救助犬の存在を
どうか広く深くみなさんに知って頂けたらと心から願ってやみません
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前置きが長くなりましたが・・・(苦笑)
先日 伊丹までひとっ走り

いつもお世話になっているここ 行ったのはこちら(^-^)/
そうです 災害救助犬の訓練を見に行ってきました
まずは基本の服従訓練から
こちらはシェパードのQちゃん
HOPE君だったかなぁ・・・間違ってたらゴメンナサイ
楽しそうにやってる顔が見れて嬉しいですね^^
離れた場所からの指示に従わせる高度な服従訓練。
広い範囲の捜索の際にも必要な遠隔操作。
そして 犬達みんなが大好きな かくれんぼ(^-^)
いえいえ これも大切な訓練です
人を見つけたら 大きな声で吠えてトレーナーに教えてくれます
ワンワン! よーく出来ました
ちなみに我が家のあんさん「これだけはあたしにやらせろー!」と
足元で催促しまくり吠えまくり(苦笑)
トレーナーさんに笑われてしまいました(/ω\*)
このドラム缶のお山を登って
この足場が悪い揺れる場所での高所作業の訓練です
これが出来るのは本当に凄いことなんですよ
次は実際に倒壊したビルなどを想定し、現場と同じ状況での
ガレキ捜索訓練
足場の悪い中を嗅覚を頼りに捜索します。
見つけたよ!とワンワン
最後はご褒美のボールにご満悦のHOPE君
現役引退したチャーリー君も今は穏やかに暮らしていました
透析をしながら頑張っています どうか・・・と願ってしまいます
かぁさんが建物の中で理事長の話しを聞いてる間
トレーナーさんが あんさんとQちゃんを一緒に写してくれました^^
あんちゃん 良かったなぁええお顔やなぁ~(^-^)
「日本レスキュー協会
ここの災害救助犬達は 基本の服従訓練はもとより
障害物 遠隔操作 ガレキ捜索 土砂捜索 水難救助
雪難捜索 そしてヘリからホイストを使って降下訓練
など厳しい訓練の中でも選ばれた犬たちが国内外で
活躍しています。
民間だけで災害現場を想定した実戦捜索訓練を数多く経験した犬たち
だからこそ、是非とも応援していきたいと思います」
訓練しなければならない時間を削ってまで
訓練し続けるための募金活動で街頭に立たなければならない
訓練士さん 災害救助犬達 セラピー犬達・・・
この現状を何とかしなければならないですね・・・
どうか人や動物達が共に助け合いながら共生していける
優しい世の中になりますように...
今日も見てくださって知ってくださってありがとうございます
JJカルップ