「甲状腺がん多発の原因は」
ーまだ、終わっていない福島原発事故ー
小児甲状腺がんは、100万人に年間1人から2人しか
発症しない希少ながんです。チェルノブイリ原発事故
の後に急増し、放射線とのガンとの因果関係が国際的
にも認められました。福島県は、福島の原発事故のあ
と、18歳以下の38万人を対象に甲状腺検査を開始しま
した。その検査の結果、小児甲状腺がんと診断された
のは、300人以上の若者です。「311子ども甲状腺がん
裁判」は、若者7人が原告となって、東京電力を訴え
ました。小児甲状腺がんになったのは、福島原発事故
の放射線の影響だと主張しています。しかし、東電側
は、「甲状腺がんは、被ばくの影響ではない」と反論
し、検査のし過ぎで「潜在がん」を見つけているだけ
だと言っているのです。原告の7人のうち4人は甲状
腺を全摘しています。これは、やらなくてもいい手術
だったのか。
今回は、アワー・プラネット・ティービーの白石 草
さんをお呼びして、甲状腺がん問題をめぐり、何がお
きているのかお聞きします。福島の原発事故から13年
が経過しようとしています。福島原発事故は収束した
のか。廃炉は進んでいるのか。福島の町は復興したの
か。何も進んでいません。私たちは、今一度、原発事
故に向き合っていかなければならないのではないでし
ょうか。共に、今何が起こっているのか、考えていき
ましょう。
講師 白石 草さん
特定非営利活動法人 アワー・プラネット・ティ―ビー 代表理事
「一人ひとりの市民がともに声をあげ、動画というツールを使って
記録・発信することで、社会課題を共有・克服し、より良い未来を
作っていきたい。メデイアの担い手は、市民一人ひとりです」と
発信する。
2024. 3/24(日)pm1:30~
資料代500円(事前予約をお願いします)
オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)
お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎
主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ
TEL 03-5995-4230 / FAX 03-5926-3308