「311 子ども甲状腺がん裁判」

―福島原発事故から11年、小児甲状腺がん発症6人の若者、提訴―

 

 福島原発事故から11年の歳月が流れた。しかし、福島原発事故の影響は、今なお多くの人々苦しめている。

 1月27日東京地裁に「311 子ども甲状腺がん裁判」が訴えられた。原告は、福島原発事故当時歳から16歳だった6人の若者たちである。6人は福島県の県民健康調査などで甲状腺がんと診断された。6人は甲状腺の片側を切除、そのうち4人は再発し全摘切除している。

元々、小児甲状腺がんは、年間、100万人に1~2人しか発生しないと言われている。それが、原発事故当時18歳未満と2012年4月1日までに生まれた計約38万人を対象に検査した結果、昨年6月までに約300人が甲状腺がん、またはその疑いと診断されているのである。これは、異常な数であり、原発事故が原因であることがはっきりしている。しかし、政府は「原発事故との因果関係は認められない」と事あるごとに言っている。原発事故によって子どもの時に甲状腺がんになった被害者が東京電力を訴えたのは初めてである。

 今回の学習は、福島の原発事故後の健康被害を皆さんとともに学習していきたいと思います。

未来を担うはずの子ども達を苦しめる放射能の影響を共に学んでいきましょう。

 

講師:弁護士 古川健三さん

・子ども脱被ばく裁判弁護団

・1995年から東京弁護士会所属

・福島原発問題では、避難者住宅問題や伊達市個人線量計データの不正利用の問題にも関わる。

 その他平和と環境をテーマにする訴訟に関与している。

 

子ども達の笑顔を守っていきたい(写真はラボ・アスナロの保養に参加の子ども達)

 

2022. 3/20(日)pm1:30~

資料代500円(事前予約をお願いします)

オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)

お問い合わせ ☎ 03-5995-4230 /  FAX 03-5926-3308 牛崎

mail sokutei@lab-asunaro.jp

主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ