《ラボ・アスナロ連続講座31》
「原発避難者に人権保障を
ー福島原発事故に今なお苦しめられている被害者を救済せよー」
福島原発事故から8年が経過しましたが、今現地はどうなっているのか、被害者は、子ども達の健康状態は、私達が食べている食材は大丈夫なの等々、わからないことが多過ぎます。それらの中で報道も少なくなったし、私たちの記憶から原発事故のことが薄れていこうとしています。しかし、被害者は今なお精神的にも経済的にも苦しめられているのです。
福島県は国家公務員宿舎に入居している原発事故避難者71世帯に対して2019年3月28日づけで3月末の退去と退去しない場合2倍の家賃を請求すると通告しました。この通告には、なぜ避難しなければならないのか何もありません。原発事故さえ起らなければ、福島に居続けることができたのだ。それを奪ったのは誰なのか、その視点が何もありません。みなさんは「こども・被災者支援法」ご存知ですか。2012年6月27日に全党派、全国会議員の賛成で制定されました。「居住」「避難」「帰還」の選択を被害者が自らの意思で行うことができるように、医療、移動、移動先の住宅の確保、就業、保養など国が支援するとしているようです。この支援法は骨抜き状態です。
今回は、熊本さんにおいでいただいて、福島現地の状況、被害者のみなさんの状況、子どもたちの健康状況など語っていただきたいと思っています。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
講師 熊本美彌子さん
(福島県田村市から東京に自主避難)
・避難の協同センター理事
2019・6・23(日)pm1:30~
資料代500円(参加は自由ですが定員は35人)
オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)
お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎
主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ
TEL03-5995-4230 / FAX03-5926-3308
http://lab-asunaro.jpE-mailsokutei@lab-asunaro.jp
この事業は、板橋区の「ボランティア・NPO活動公募事業補助金」を活用して実施しています。
