第15回「福島子ども保養プロジェクトin青森2018・冬」報告①

昨年、12月26日から12月30日まで青森県八戸市で第15回「福島子ども保養プロジェクト」が開催され、無事終了しました。
福島県内や原発事故後、東京に避難した子ども達10人が参加し、青森の冬を満喫しました。

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初日は、八戸市南郷にある「山の楽校」で「そば打ち体験」や「天保煎餅作り」にチャレンジしました。
この「山の楽校」(旧増田小中学校)は、1903年(明治36年)、増田文教所として開校し、地域とともに100年もの歴史を歩んできましたが、過疎化が進み、児童生徒数が減少。2002年に閉校。しかし、地元の人たちの「南郷の文化や暮らしを、思い出の校舎と共に未来へ残したい」という熱い思いで校舎の姿をそのままに、体験交流のできる施設として2005年に誕生したそうです。

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いよいよ「そば打ち体験」の始まりです。焼き畑で作ったそば粉に適量の水を入れ、かき混ぜていきます。
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少し太さが違いますが、美味しそうな二八そばが出来上がりました。

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みんなで一緒に作ったそばは、とっても美味しかったです。

食後の運動に、青森のボランティアスタッフがコマの回し方を教えてくれました。棒の上で回すものや回すと音の出るコマ等、たくさんの種類のコマを準備してくれ子ども達も張り切ってコマ回しをしていました。
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普段あまりやることのないコマ回しに子ども達が没頭している姿を見て、スマホやゲーム機ではなく昔ながらの体をつかった遊びがどれだけ健康に良いかと思わずにはいられませんでした。

外は、八戸市ではめずらしく吹雪いていて、なんと零下7度くらいでしたが「そり遊び」がどうしてもやりたいということで、校舎裏手の斜面でそり滑りをやりました。大人のスタッフは寒さにふるえていましたが子ども達はほっぺたを真っ赤にしながら、誰が一番遠くまで滑れるか競争してました。

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顔にあびる雪をものともせずに、寒空の中子ども達の笑い声が響いていました。


午後は、「天保煎餅作り」をやりました。昔ながらの器具を使って、表裏20秒づつ子ども達が数えながら焼き上げました。やわらかく、モチモチの食感でとってもおいしい煎餅でした。


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山の楽校は、校長先生はじめ職員さん達もとても親切にしてくれ、居心地の良い所でした。ぜひまた行ってみたいところです。