ラボ・アスナロ連続講座17 ご案内
『原子力村の真実にせまる』
~「原子力ドンキホーテ ―原発の検査データ改ざん命令に背いた男ー」~
講師:藤原節男 氏
(元原子力安全基盤機構検査員、元三菱重工業(株)原発設計技術者 ) 著書:「原子力ドンキホーテ」
「原子力ドンキホーテ」の著者である藤原節男さんに原子力村の闇の部分を今回は聞いていきたいと思います。 藤原さんは、原子力プラントメーカーである三菱重工業にて、30年間、原子力エンジニアとして働き、その後、原子力安全基盤機構の検査員として、2009年3月4日に、北海道電力泊原子力発電所3号機の使用前検査を担当しました。原子炉の安全性を確認する為の検査で、安全性を損なう「不合格」の検査結果が検出されたのです。そしてその翌日に、新たな条件を設定し、再検査を行った結果「条件付き合格」となりました。ところが後日、検査報告を見た上司から、3月4日の「不合格」の記録を削除しろといわれます。藤原さんは「記録改ざん」「事実いんぺい」を拒否します。そして、組織的なデータ改ざんが行われた事を、法律に基づいて「公益通報」しました。翌年の2010年、60歳定年後の原子力安全基盤機構への再雇用を拒否された為に、職場復帰のため民事訴訟を行っていました。原子力ムラの隠ぺい体質を藤原さんに語っていただきます。
日時 2015年12/13(日)pm1:30~ 資料代500円
場所 オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)
主催 NPO法人放射線測定室アスナロ 連絡先 TEL 03-5995-4230 牛崎