「福島子ども保養プロジェクトin青森・冬」報告
 
  昨年、12/25日~29日まで青森県八戸市にて福島子ども保養プロジェクトを開催し、大成功に終わりました。この保養プロジェクトも今回で第7回となりました。これまで、たくさんの皆様のご支援をいただき続けてくることができました。これからもご支援・ご協力をお願い致します。
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①〈体験教室・博物館・水族館等〉
 
 プロジェクト初日は、史跡根城の広場にて体験教室です。今回は、「えんぶり ミニ烏帽子つくり」をやりました。

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  「えんぶり」は、青森県八戸地方に伝わる民俗芸能で、八戸市を中心に毎年2月に行われる豊年祈願の舞だそうです。「えんぶり」の名は田を均す「えぶり」という農具に由来するそうで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。この「えんぶり」でかぶる烏帽子は農作業で活躍した馬の首をかたどったのだと言われています。
 
  見本を見ながらミニ烏帽子を完成させるまで1時間程度の時間でしたが、説明してくれた方の話をよく聞いて全員完成しました。切ったり貼ったりと細かい作業でしたが、なかなかの集中力で真剣そのものでした。
 
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  続いて、隣接している八戸市博物館を見学しました。縄文時代の土器や根城南部氏に関する展示などを見て、八戸の歴史にふれることができました。
 
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  この日は、超ハードスケジュール。博物館を後にして次は八戸水産科学館マリエントへと向かいました。
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  みんなはもうお腹ペコペコ。マリエントの海を一望できる休憩所でお弁当です。
 
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 お腹がいっぱいになったところでいよいよ水族館見学。この日は、私たちの保養プロジェクトのために、マリエントの職員さん達がわざわざイベントを考えてくれました。亀や魚の餌付けを見ている私たちを、なんと水槽の中からダイバーがカメラ撮影してくれました。
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  カニやヒトデに直接触れてみたり、ドクターフィッシュに手の角質を食べてもらうとスベスベになるとずーっと水槽に手を入れたままの子もいました。ドクターフィッシュは去年来た時も大人気でした。
  そして、今回とても勉強になったのが水深2000mでカップ麺のカップがどのように変化するかという実験を見せてもらいました。
 
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  Q:水深2000mの水圧をうけるとカップはどうなるでしょうか?
    ①ペチャンコになる ②小さくなる ③こなごなになる
正解は、小さくなるでした。カップの発泡スチロールの中に含まれた空気が全方向から圧縮されて小さくなるのだそうです。この実験は特に男子が興味をしめし積極的でした。最後にこのカップを記念にプレゼントしてくれ、じゃんけんで勝った6年生が負けた2年生に譲ってあげるというあったかい場面もありました。
 
  せっかく八戸に来たのだから種差海岸に行こうということになり、またまたバスで移動。さすがに冬場は誰も人がおらず寒々としていましたが、子ども達は到着するなりすぐに外で走り回っていました。さすが、子どもは風の子ですね。
 
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  もっと遊びたいという気持ちを残しながらも時間切れ。一路宿舎へと戻りました。
 
  さすがに夜は疲れたろうと思いきや、なんのその。ますますパワーアップ。夜は交流会で集団ゲームをやりました。チーム対抗で盛り上がりました。走り、笑い、楽しそうにしている姿を見ていると私たちも元気が出てきます。
 
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  こうしてプログラム初日を終了しましたが、次の日のスキー教室が楽しみで興奮しているのか、なかなか眠れない子もいたみたいです。