今日は、午後から雨降り予報なので午前中に足立区内の公園をガイガーカウンター片手にまわって歩きました。足立区は放射線量が局所的に高いミニホットスポットが存在することがわかってきています。舎人公園にはモニタリングポストが設置されています。http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/mp_adachi_air_data.html
 
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 足立区西綾瀬の丹羽野公園
 
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 早速、植え込みのところでガイガーカウンターで測定してみました。
 
地上50cmで 0.09μSv/h  
地上 5cmで 0.15μSv/h
 
でした。ためしに砂場も測定してみたら地上 5cmで 0.08μSv/h
植え込みの方が高かったです。足立区は0.25μSv/h以上の場所については年間1ミリシーベルトを超えるので、除染対策を実施しているそうですが0.25μSv/h以下、例えば0.24μSv/hの所は年間0.99ミリシーベルト放射線を浴びることになります。ただ単に1ミリシーベルトと基準を決めるのはどうかと思いますね。
 ラボ・アスナロに採取した土壌を持ち帰って測定したところ全Cs放射能濃度は2416.90 ±27.23(3σ) [Bq/kg]でした。驚きですね!
この公園は、弘道小学校と江北高校の間にありました。
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 江北高校の植え込みも測ってみました。地上5cmで0.114μSv/hありました。
 
次に行ったのが、すぐ近くの弘道第二公園。
 
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すべり台の下は、地上50cmで0.058μSv/h、地上5cmで0.100μSv/h。
植え込みは、地上5cmで0.134μSv/ありました。
 
サンプリングした土壌の(植え込み)全Cs放射能濃度は2320.92 ±26.26(3σ)[Bq/kg]でした。丹羽野公園とあまり離れていない場所なので似たような数値がでました。
 
今度は、だいぶ離れた場所に移動することにしました。荒川沿いの土手にいってみました。
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ここではなんと、地上5cmで0.751μSv/hもありました。本木周辺ですが
芝生が結構高いんですね。ジョギングやサイクリングする人、座って休んでいる人もけっこういました。
荒川沿いを日光街道に向かっていくと野球場がありました。この荒川沿いは休日にはたくさんの人が集まって野球やサッカーを楽しんでいます。(私の息子もよく行っています)
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この場所は今は使われていないようでした。
早速、測定!地上50cmで0.163μSv/h。 地上5cmは0.264μSv/hでした。全Cs放射能濃度は1044.61 ±13.13(3σ)[Bq/kg]です。比較的、公園よりも土手の方が空間線量は高いですがセシウム濃度は公園の方が高かったです。
 
【丹羽野公園】 4000秒測定
 
   I-131放射能濃度[Bq/kg] 検出されず
Cs-134放射能濃度[Bq/kg] 960.38±14.41(3σ)
Cs-137放射能濃度[Bq/kg] 1456.52±23.11(3σ)
  全Cs放射能濃度[Bq/kg] 2416.90±27.23(3σ)
 
【弘道第二公園】 4000秒測定
 
  I-131放射能濃度[Bq/kg] 検出されず
Cs-134放射能濃度[Bq/kg] 941.12±13.84(3σ)
Cs-137放射能濃度[Bq/kg] 1379.80±22.32(3σ)
  全Cs放射能濃度[Bq/kg] 2320.92±26.26(3σ)
 
【荒川土手(本木)】 4000秒測定
 
  I-131放射能濃度[Bq/kg] 検出されず
Cs-134放射能濃度[Bq/kg] 427.10±6.97(3σ)
Cs-137放射能濃度[Bq/kg] 617.51±11.13(3σ)
  全Cs放射能濃度[Bq/kg] 1044.61±13.13(3σ)
 
思ったより高い数値が出ました。今年の4月に福島県いわき市の土壌を測定しましたが、全Cs放射能濃度は4857.90±73.13(3σ)でした。250km離れている東京でも確実に放射能が降り注いでいるのを実感しました。目に見えず、臭いもしないものだから測定することが大事だと思います。