以前にラボ・アスナロを利用していただいた方からドクダミの測定依頼があり、さっそく送っていただきました。箱を開けると白い花が咲いていました。ドクダミの濃厚な香りがひろがり、忘れかけていた自然の匂いを感じました。さて、さっそく測定に入るわけですが、測定するには検体の容量が1kg(1㍑)必要です。今回のドクダミのように葉物は、かさがありそのままだとマリネリ容器にあまり入らないためフードプロセッサーで細かくします。
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フードプロセッサーで細かくしたドクダミです。イメージ 1
 
 
マリネリ容器に入れるとこんな具合になります。
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ラボ・アスナロで使用している測定器は、応用光研製の微量放射能測定装置FNF-401です。検出限界値 5Bq/kgまで測定可能です。
 
 
  今回は、0.816Kg しかマリネリ容器に入れることができなかったため4000秒と8000秒の2回測定してみることにしました。けっこう時間がかかりました。
 
4000秒測定
ヨウ素  131[Bq/kg]       検出されず
セシウム134[Bq/kg]       検出されず( <2.61)
セシウム137[Bq/kg]       検出されず( <2.75)
全セシウム放射能濃度[Bq/kg]  検出されず( <3.79)
 
上記のような結果でした。全セシウム放射能濃度も 3.79Bqなので大丈夫でした。販売用のドクダミとのことなので、次は8000秒でもっとじっくりと測定してみました。
 
8000秒測定
ヨウ素  131[Bq/kg]       検出されず
セシウム134[Bq/kg]       検出されず( <1.88)
セシウム137[Bq/kg]       検出されず( <1.91)
全セシウム放射能濃度[Bq/kg]  検出されず( <2.68)
 
全セシウム放射能濃度も 3.79Bqから2.68Bqになり、ひとまず安心ですね。販売する側も消費者もしっかり検査したものは安心して売買できますね。ひき続き測定結果はお知らせします。