私は40歳半ばまで下戸でした。
乾杯で飲む苦いビールの味や日本酒の独特な匂いとか、とにかくお酒の席は苦手でした。
そんな私が、友人のドイツ人夫婦の影響でお酒が飲めるようになりました。その理由は、ずばり『お酒に対する考え方の違い』を知ったことでした。
友人いわく、「お酒って水より安心して飲めるから」と…
えっ!?水の方が健康的な飲み物だし、なんでお酒が??
そんな私に友人は、「古代ローマ時代から飲まれているのは、水よりワインやビールでしょ」と…
確かに衛生的観点から言うと、昔は生水より醸造酒であるワインやビールの方が安全だったかも。
もしかして、よく海外ではそのまま水道水を飲まない方が良いと聞くので、ドイツも水質が悪いからそんなこと言っているのかな!?(実際はドイツの友人宅でも、ちゃんとそのまま水道水は飲めました。)
頭の中が疑問符??ばっかりの私に、さらに友人は「お酒は薬だよ!」」って言うんです。日本でもお酒は百薬の長とか言いますけど、まさかまさか。
彼らは夕食後、消化を助けると言って小さな瓶に入ったシュナップス(schnapps)を毎晩飲んでました。瓶のラベルを見るとなんとアルコール度35%!
いろんなハーブが入っていて身体に良いと言う彼らの主張。
毎晩毎晩、友人のアルコールレクチャー(一緒に飲もう!というただの勧誘)を聞いていたけど、ある晩、とうとう勧められるままにシュナップスをショットで一気飲み。
あれ??案外スッ~と身体に入っていくではありませんか!
アルコール=悪いイメージと思っていた私には、目から鱗でした。私はお酒に対して、あまり良いイメージがありませんでした。お酒に酔った人々が乗った終電の車内や、ビール片手に酔っ払いが大声で叫ぶ居酒屋の風景など見ていると、なんとなくお酒は飲まない方がいいと、私は勝手に決めかかっていました。お酒を拒否していたのは、私の頭の中だけ??
なんとこの日をきっかけに、私は嘘のようにワインやビール、日本酒まで飲めるようになりました。しかも毎回美味しい!と思うようになりました。
上の写真は、ワイン畑でランチを準備中の友人夫婦
不思議なことに、お酒が飲めるようになると、世界も交友関係もパァ〜っと広がりました。
もし私が未だにワインを飲まなかったら、友人はこんな素敵なピクニックに私を連れてこなかったでしょう。
お酒が飲めるようになって本当に良かったぁ~と、今では友人に大感謝!
固定観念って怖いですよね。
これから新しいことを始める時は、このことを肝に銘じて、真っ白な心でチャレンジしたいです!
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