オイラが院生のころのとっても悲しい実話だよ。
いつものように恐る恐るセンセの研究室を訪れる。
一応、有名大学。教授は臨床心理の畑では高尚扱いされている、サラブレッド。
当時の流行りで、研究室の扉は開いていた。
すると、オイラには聞こえてしまったんだな、
センセと秘書との会話が。丸聞こえで。
(センセ)
『いったい、どーやったら、あれほど酷い、救いようが無い馬鹿、アタマ悪い輩が、ウチの院試に受かったのか⁉️、俺は信じられんよ。
何かの間違いだとしか思えん。腹立たしいばかりだよ。
ったく、、』
(オイラ)気まずく、扉の前で突っ立っている。
(センセ)オイラに気付く。
が、もう通り越して、開き直ってやがる。💢🦑
高そうな椅子にお座りのままで。
そして、
オイラにこう言い放ちやがった。
【いいか、この馬鹿野郎、聞けよ。
お前は、【絶対に】、
人様のカウンセリングなどをする仕事などを
してはならない。私が、禁ずる。
お前が、問題を抱えていることは解かる。
が、俺はお前を一人の学生だとしか扱うつもりは無いし、実際扱わない。後は知らねーよ。】
センセにここまで嫌われた、
当時のオイラの論文の内容を、
私の拙い語彙力ですが、
【貴方に】、伝わり易い様に頑張って、
ここに概説させていただきます。
"オイラは、只の、鶏🐔。
(近所の養鶏場から貰ってきても2羽で500円くらいの、「ホワイト・レグホン」種)"。
オイラの現状がこれであっても、
この翼を、例えば、
強靭な、渡り鳥や鷹🦅の翼と
Ope.して付け替えれば、
オイラはアメリカまででも世界中の何処まででも飛んでいけるのではないか?"
というものでした。
研究室で修了する迄の日々は、
地獄。針のむしろ。生け花の剣山。
オイラは、
製本された自分の修論を、
その日のうちに燃やしたよ。
それから
6年後。
オイラは周到に準備。
オイラの自分の脚で、
その Ope.を片脚ずつで、
受けたのです。
鶏🐔は、鶏。
せいぜい、二階の軒先までが、バサバサと
懸命に飛んでの精一杯。
『鶏が、鷹に、成ろうとした。』
ただただ、
成りたかったから。
成れるかも知れない、
って思えたから。