ヒコーキ✈️って、とりあえず離陸🛫さえしてしまえば極端な話、機長のその日の気分次第で何処の滑走路にランディングしようが自由。

決められた行先なんかはどうでもいい。

(撃墜されかねない所は除く)


その先が、オイラが狙っているのはアメリカ🇺🇸かカナダ🇨🇦か、今はこの二択だけど、

幸運にも機長がこのどちらも広大な敷地を擁する国の陸の上に着けてくれたらとても有難い。


今晩のオイラには、いつもの呼吸苦の症状が

何だか、いつもより執拗に付き纏って来やがる。

処方薬は有るけど只のラムネだから飲まないさ。


ラムネで、思い出した。嫌な思い出だ。


拘置所の檻の中、オイラは夜中の呼吸苦に耐えられず、同房の方が非常ベルを鳴らしてくれる。

5分か10分経ち、のらりと顔を出した刑務官が

オイラに手渡すのは、1錠のラムネ。


あれ、マジでラムネだって。


オイラは外が明るくなるまで、畳を引っ掻く程の地獄の苦しみ。文字通り、

のたうち回る夜の連続。


あんな御仕置きされるんだったら、

オイラは二度と、あそこに入れられるような事は

しません。



(拘置所に移送されるまでの期間留め置かれる、警察署内の留置場の警察官は、思い返せば、まだ"神様"だった。 "担当さん"は皆んな優しく、朝昼晩と、薄い味噌汁をこぼれぬように各自に注ぎ分けてくれた。

オイラはVIP扱い。警察病院まで往復、刑事2人で

送迎してもらい、全く待たずに直ぐ受診。

薬は欲しがるだけ全部くれた。


ただその警察病院で、もう笑う他には策が無い、シーンがあった。


いつもの呼吸苦。


胸のレントゲンを撮る時、

手錠を外してくんないの。

規定で。


オイラはまるで、

氷上を華麗に舞うバレエ選手の如く、

無理矢理、必死こきながら背中を後ろに目一杯、のけぞらさせられて、ぶるぶる震えながら、

オッケー出るまで耐えたのでした。


拘置所は刑務官なので、全員が、「鬼」です。

役でやってるんでしょうが、もう逢いたくない。

二回言うけど、オイラは二度と、あんな所には行かない。



(仮にもしオイラが駅からの夜道でひったくりに遭ったら、もちろん犯人は逃げるが、


オイラも同時に逃げてしまう。それくらい。笑。)