この旅の最後は
ニューメキシコ州にある
キャニオンデシェイ
ナショナルモニュメント。
ここは今でも約40家族のナバホ族が住んでいる国定公園。
谷底には家があり、農作物を育て牛や馬がいる。
約5000年近く前から現在まで
アメリカ大陸の中で最も長く人類が生息している場所です。
それはコロラド高原で途切れなく住んでいる原住民より
長い。
ここに住んでいた人達は
アナサジ族やそれ以前に住んでいた人達（後に南米のインカ帝国を築くことになる人々）や、
ブエブロの子孫であるホピ族、
そしてアラスカやカナダから移動し、ナバホ族となった人。
特にナバホ族にはリンカーンの時代から民族浄化という虐殺を繰り返されてきた
悲しい歴史があります。
日本人と同じ蒙古斑がある「インディアン」と呼ばれている
先住民族に
親しみを覚える日本人はとても多いです。
細かな作業の元作られるインディアンジュエリーを見ると
とても惹きつけられる。
（蒙古斑が高頻度で現れる民族は
モンゴル人、インディアン、そして日本人。
ヒスパニック系は50%、上記以外の東アジア系で50%）
古い歴史があるこの土地は
考古学や歴史遺産、文化遺産の貴重な場所として
保護、研究されています。
1931年に国定公園として、国立公園局とナバホ・ネイションが管理することになりました。
ナバホの人たちの土地であるここでは
駐車場やビューポイントでお店を出し
ナバホ族のジュエリーや陶器などを
観光客に売っています。
そして国定公園管理以外の道
コンクリで舗装されていない横にそれる道路へは
入ってはいけないことになっています。
深い谷底に今でも住居を置く先住民を
上から見学する観光者。
アメリカの歴史、現在と過去、そして彼らとの関係が
今もそのまま見れる
ニューメキシコならではの場所です。
入場料はかかりません。
それではいくつかの遺跡とキャニオンの写真を載せます。
見学できるのはサウスリムとノースリム。
まずはサウスリムから。
ポイントまで舗装トレイルになっており
犬も歩けます。
この公園の一番の見所は
このスパイダーロック。
美しい岩ですね。このキャニオンは
グランドキャニオンより好きというファンも多い。アート的な感じ。
引き寄せられます。
次はフェイスロック。
フェイスだからこれかなと思ったら
このゴリラのような顔なんだそうです。
真ん中の穴が鼻。見えてきましたか？
遺跡もいくつかあり
この穴から見れるようになっています。
こちらで一番有名なのが
この「ホワイトハウス」という遺跡。
約２キロのトレイルがあり、唯一ここだけ下に降りれるようになっています。
約２時間。ただし犬は禁止なので私たちは下まで行きませんでした。
トレイルを走ってる人発見。
サウスリムは片道18マイルありポイントは８箇所
ノースリムは一般道へ出て行きます。ポイントは２箇所。
こちらはノースリム
「ミイラの洞窟（マミーケイブ）」ミイラが発見されたことから
この名前がつきました。
メインエントランスから離れていますが
我々はシップロックから向かうちょうど途中にあったので
寄りました。
実はノースリムで蛇に遭遇。
犬は車にいたので大丈夫。毒ヘビではないそうですが。
蛇嫌いな人は見ないでね↓
もう気持ち悪いったら。苦手なんです。
今回の旅はどこへ行ってもサボテンの花が咲き乱れ
ワイルドフラワーたちが迎えてくれます。
6月は夏休み、いつも日本へ帰省していたので
そういえば6月に北米を旅をすることはなかったなと思う。
南西部を旅行するにはとてもいい季節だと思います。
Canyon de Chelly National Monument
ゆったりと時間が流れていく場所でした。
そしてアリゾナ・フラッグスタッフを経由し
LosAngelesへ帰りました。
旅行記、特に国立公園めぐりを書くのが
一番楽しくて好きです。
私がアメリカに初めて来たのが21才のとき。
1987年7月９日。
グランドキャニオンを見て
この国に住んでみたいなと思った。
翌年ヨセミテとデスバレーへ行き
その気持ちは揺るがなくなった。
そして89年にやってきた。
今でもその時の気持ちは忘れていません。
長い旅行記
読んで頂いてありがとうございます。
後日走ったマイル数、かかった金額
国立公園（アメリカドライブ旅行）に必要なものなど
まとめ記事を書きたいと思います。
↑おかえりの際にポチっとして頂けたら嬉しいです
ワンワンインスタです
旅の先取り写真をUPしています
↑初めての方はこちらからどうぞ
