娘に
11年間作ってきた日本のお弁当。
いよいよ終わりの時がやってきました。
鶏のから揚げ
甘めの卵焼き
おにぎり
それを作りながら
昔の母との会話を思い出しました。
私は田舎の公立校出で給食がなく
ずっとお弁当でした。
幼稚園2年を入れると
14年間です。
3きょうだい皆同じ学校。
母は20年くらい毎朝
私達のお弁当を作り続けました。
そしてお弁当は
姉がおわり
私がおわり
弟の弁当最後の日の前日。
「お母さん。明日お弁当最後の日やな。今までありがとう。
明日はボクが作るから。お母さんに。」
そして翌朝、いつもより早く起きた弟は
自分の分と母の分、2つのお弁当を作り
「お昼に食べてな」と母に1つ渡したそう。
母はお昼にそのお弁当をひとり
泣きながら食べたそうです。
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この話はその後10年ほどたってから
母から聞きました。
「男の子は優しい。女の子とはちがう」
その後2年おきくらいにこの同じ話をする母。(苦笑)
イタタタと思いながら
毎回黙って聞いています。
「それ、前聞いたし」というのは禁句。
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そしてこの話にはつづきがありまして。
弟のお弁当が終わったその後。
サラリーマンの父。ずっとお昼は外食だったのに
いきなり「僕もお弁当にしよかな」と言ってきたそうです。
それから定年までずっと父のお弁当を作り続けたそうな。結局は。
なんやそれー。
お父さんあかんわー。と
口ばかりの姉と私。
しかも子供の弁当は残り物でも何でもよかったのに
父はそうはいかず。
結局はその後5年以上作り続けたようです。
そして娘。
最後のお弁当、どうだった?
「今までで1番美味しかった♡」
母の手作りお弁当って
母子を結ぶ何ともいえない絆ですね。
我が家のお弁当物語。
でした!
昨日プールに落ちたので
プール脇に行かなくなった梅。
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