人生は旅に例えられることがある

 

真っ白な地図にどんな道筋を記していくのかは、その人次第だから。

旅は自由だから

 

自分の道筋は自分で作る

すべては自分の責任で

 

だけど、旅も時々は休んだりできる

 

そんな旅路に似ている

 

ひたすらに何かを求めたり

旅の途中で出会う人がいたり

 

こんな世界に産み落とされてから、いろんな景色を見ていく

 

感動したり、落胆したりしながら。

 

この世界も捨てたもんじゃないって思えたら、幸せだなって思う。

 

だけど、日常は変わらないと思っていた。

 

だけど、変わっていくことでもある。

 

世界が一変し、見える景色も触れる風も浴びる太陽の光も変わっていっている。

 

その変化に気づけるかどうかで、小さな幸せをあつめていくことができる

 

悲しい気持ちもうれしい気持ちも全部味わうことができるのはこの世界に私が居るからだ

 

花もそう

 

普段の風景を切り取ることができる。

 

日常の片隅にそっと寄り添ってくれる。

いつもある風景に感謝できれば、きっと何かが変わっていく。

 

今日の太陽の温かさや今日の風のにおい。

雨の温度や空気の湿度。

マスク越しに感じることができる。

 

そんなことに気づかせてくれる。

変わってないようでゆっくりゆっくり変わっていくこの世界の速度に

自分の歩みを進める。

時には歩みを止めてその景色を堪能してもいい。

 

私たちは自由なのだから。

 

ふと気づくとき、私たちの心の中になにか残ればいいなっと思う。

 

いつも口にする食べ物も、心に残ればいい

そうやって人間はできている

 

目で見て耳で聞いて鼻で嗅ぐ

手で触れて肌で感じる。

 

そんな毎日の空気をまだまだ感じていたいと思う。

こころにいつでもあの時の風景を思い出しながら。

 

今日もゆっくり歩いていく。

 

今週、最後のGo To Travelキャンペーンを利用して一つの宿に泊まった。

そこは、温泉がたくさんあって棟がたくさんあってゆったりした時間が流れる場所だった。

 

旅行に行くとき時々手紙を書く。

自分がそのゆったりした時間の中で考えたこと感じたことを明後日の自分に向けて書く手紙

 

自分が帰宅した後、少し遅れてやってくる宿からの手紙

 

日常では感じない自分自身のこと。

そして、明後日の、未来の自分に優しい言葉をかけるために。

まるで友達に贈るかのように。仲間に贈るかのように

 

それがおうちに到着したとき、それをみたとき。

こころから

お帰り。

 

と思える。頑張ろうね。と思える。

 

時々こうやって一人になること。一人でいることは自分と向き合うためにとても大切な時間だ。

おいしいご飯を食べておいしいお水を飲んでおいしい空気を吸う。

 

そして体をゆっくりゆっくり温め、そこに湧き上がる感情にゆっくり向き合う。

そんな時間を大切にできる旅行は、久々だった。

 

こんな時だからこそ、こんな時間を過ごせたことが自分にとってとっても素敵なことだった。

あとからやってきたその手紙に目を通すのは、ちょっと苦しくなってきたとき。

 

あの時のこんなに素敵な感情を忘れないで。

そんなときに読むために手紙を書く。

 

ちょっとした自分への応援メッセージ。

 

そんな風に過ごせたのは、きっとスタッフの方やお部屋の行き届いた手入れのおかげだと思う。

 

日常に戻ったとき。こころから、旅行に行ってよかったと思える。

あの空を。あの空気を。あの感情を忘れずに、今日という日忘れないように。

 

 

 

最近、通勤中に歩いていると街路樹がきれいに紅葉してきた。

黄色の葉や赤色の葉。

いろんな木々が色を変え装いを変えてきている。

 

世の中もどんどん変わってきている。

私たちはどんな風に変わっていくのだろう。

 

だけど、変わっていく中で変わらないものがある。

その変わらないために変わっていくことがある。

 

そう

 

紅葉し、気候に合わせて木々は装いを変えるように私たちも

変わっていく

けれど、私たちが自分自身であり続けるために必要な変化。

 

変わらないために変わっていくものがある。

私たちは人間として生きていくために、変わり続けていくのだと思う。

一歩一歩前を向くために歩き続けているからこそ、変化していく

 

変わっていくことが悪いことではなく、とても大切なこと。

 

時に迷いや苦しい思いもすることもあるかもしれいけれど、それを考えること

そして感じていくことは今もこれからも大切なのだと思う。

そしてその時に感じた気持ちを大切に忘れずにいることが、もっと大切なことなのだと今思う。

 

私たちは普段いろいろな感情を抱くことがある。

 

柔らかい光に包まれたような優しい気持ち

 

雷が走るような激しい気持ち

 

闇夜にさまよう暗い気持ち

 

いろんな感情を心に感じることがある。

 

喜びや悲しみ。

怒りや優しさ。

 

そんな感情を抱きながら日々生活する。

 

それは、自分の周りの人間関係からくるものだとも思うしその周りの環境と自分という一人の人間との化学反応である。

 

 

誰かに助けられたり、誰かが喜んでくれた時、優しい気持ちになることがある。

そんなとき、そんな気持ちを大切にしたい。

 

燃えるような感情がわいてきたとき。

怒りとなったとき。人はそれを抑えよう。負の感情だと分類しそしてそれを隠そうとする。

 

最近になって気づいたのは、怒りや悲しみ。そんな感情も押し殺すことはないのだと思うようになった。

 

それは、ある日の太陽を見たとき。

 

光が輝くためには暗闇も必要で。

暗闇を知っているから光が美しいと感じられる。

 

優しい光を知っているから、強い光を強いと感じられる。

 

そんなことにづいたのはつい最近の出来事。

いろんな感情が沸き起こったときに、どう対処するかではなく、

あぁ自分はこんな時にこんな化学反応を起こすのか。

自分という人間はこんな時にこんな感情を抱くのか。

そんな風に自分と向き合うことが大切なのかと思った。

 

怒りや悲しみはとても醜い感情といわれるけれど、それを隠すことで見にくい感情となるのではないかな。

それを消すことに注力するよりも、今自分はこんなことと化学反応をしているのだと楽しめるようになった。

 

誰かを傷つけたり傷つけられたりしながらきっと生きてきて。

これからもそうやってそんな見えない傷が増えていくのかもしれないけれど、それはかさぶたとなってまた自分に戻ることができる。

 

だからおびえなくていいんだと。

向かうことで悲しみと向き合うことができるのだと学んだ。

 

いつで自分はここにいる。

そして、誰かが喜んでくれればとてもうれしくなる。

そんな自分なんだと学べた。

 

そんな風にして自分自身を受け入れていくことが大切なのだと思う。

 

いつも出会っている人間関係といつも通っている道。

どれもいつも変わらないように見えていくけれど、きっと一日として同じものはない。

道端に咲く花に気づいたり、冬支度を始めた街路樹に目をやると毎日が変化している。

 

そんなことに気づける自分の心をもっともっと大切にして。

 

いろんな化学反応を楽しんでいけばきっと自分の肥やしになる。

そう思いながら今日も一日を始めようと思う。

 

日本には二十四節季七十二候という言葉がある。

暦の上ではもう冬が到来する

 

立冬を迎えるこの時期は初めて地が凍る。

ただ、今日はとても暖かい日である。

 

 

そして七五三。

数えで男の子は三歳と五歳。女の子は三歳と七歳。

 

11月15日には神社へ行ってその年まで育ったことを有難み、そして、感謝を神様へ届ける日。

今では医療が整いそのころの子供がたくさんいる。

 

医学。それはずっと積み重なり出来てきたもので日本では超高齢化社会と呼ばれるほど食にも苦労することなく

長生きできる。

長生きできることだけが幸せかはわからないけれどその選択肢は確実に増えている。

昔だと40歳まで生きられる人も少ない時代もあった。

自分がその時代に生まれていない。医療の整った時代に生まれたことを少なくとも幸せに思う。

 

おいしいご飯が食べられ、こうして地方各地のお野菜やお肉屋お魚がスーパーに行けば手に入ることを当たり前ではなく

感謝をしながらいただく。

 

そんなありがたい気持ちにさせてくれた今日。

 

物であふれたこの時代を生きている私たちは、日々感謝と今見ている景色を忘れてはいけない。

冬を迎えるための準備と年末までのお掃除の計画も忘れずに。ね。

 

今日も一日が笑顔であふれる一日になりますように。