頸部リンパに出来た腫れ物が数秒の脈診で治ったお話し


これも私が鍼灸学校三年の時のお話し。


ある時首のリンパに数センチのグリグリが出来ました。


鍼灸学校で東洋医学系の授業が4つくらいあり、3つは西洋医学寄りの鍼灸実技、1つがバリバリ伝統東洋医学の先生の授業(今ではこんな先生も少なくなっている)。


このバリバリの先生は一年生の初めての授業で「自分は瞑想して意識が中国の仙人のいる洞窟に飛んでいく。そこで東洋医学の仙人から教えを受けている」と話されました。


「アカン、飛んでる😳😅」が第一印象。以来その先生の授業はきっちり私の寝る時間となっておりました笑


なので腫れ物ができた時まず西洋医学的な鍼の先生に相談。腫れ物の四方から鍼をされました。そしたら痛くなりました😭


翌日か翌々日、今度はお灸の先生に診てもらいました。腫れ物の周りに今度は八方に焼き切るお灸、熱いし痛い😭

腫れ物は更に大きく痛くなりました😭😭😭


「これはアカン、信じてないけどあの先生しかない!」


意を決してバリバリ伝統東洋医学の先生の授業が終わり次第先生を呼び止めました(もちろんその日の授業は全て起きて聞きました。入学以来初めて笑)。


でも無視して教室から出て行かれます。そりゃそうですよね、2年間まるまる寝ていた生徒ですから私でも無視します笑


追い縋って廊下でお話しし、何とか脈診だけはしてもらえることに。数秒脈を診て「三陰交(腫れ物と同側の)に上向きに約5センチ鍼を入れて30分置きなさい」と言い残し颯爽と去って行かれる先生。


半信半疑で次の授業の時に鍼をしてそのまま授業を聞いていると、気付けばズキズキという痛みが引いている😳触ると柔らかく少し小さくなっている‼️


そのまま授業が終わるまで鍼は入れたままにしました。


授業が終わる頃、見た目から盛り上がっていた腫れ物が全く分からない‼️

触っても少しグリグリが残っている程度、触っても痛くない‼️😱


もお驚きを通り越して怖いくらいでした。


その日からその先生の大ファンになり、弟子入り志願するもあっさり断られ笑


でもそこから卒業までの一年近くは学校では色々教えてくださいました。


これが私の伝統的東洋医学にのめり込むもう一つの出来事です。


めまいと同じ三陰交。でも今回はリンパの腫れ物なので全く効能が違う。


でも本当は「緩める」という働きが共通しています。


めまいは脳のけっかんが緩んで血流改善して治った、


リンパの腫れ物はリンパ管や周辺組織が緩んで改善した、


ということ。これも勉強を重ねた結果わかりましたが、それまではなぜ全く違う症状が瞬時に治ったのか分かりませんでした。


機械も薬も電気も要らないのに、こんなに優れた効果が出せる伝統的東洋医学、


これからも多くの方に教え広めていきたいと思います。


ご興味を持たれた方はまずは入門編から。