ギックリ腰、腰痛のおよそ8割は原因が不明とされています。物理的に何が起こっているかほとんどわかっていないというのが実情です。


また慢性的な腰痛は椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症(老化による腰椎変形)などの病名がつくものがありますが、近年ではCTなどの画像所見があっても痛みも痺れもない無症状の症例もあることが分かってきており、腰痛の原因は医学の進歩に反して解明が遅れています。


東洋医学でみる腰痛の原因


東洋医学では腰痛の原因を骨や筋肉の物理的損傷と限定せず、内臓との関連や働きの異常として捉えます。


特に腰痛の原因となりやすい原因は以下のようなものです。


◯神経興奮や神経過敏による筋肉の過剰な収縮、筋肉を弛緩させる働きの低下


◯血液循環の障害により、筋肉を養う栄養素や酸素が上手く運ばれない


◯貧血や赤血球の異常により、組織に酸素の不足が起こる


◯外的要因の冷えなどによる筋肉の柔軟性不足


◯組織の水分低下による筋肉や靭帯などの柔軟性不足、組織の繊維化など。



また内臓との関連は以下のようなものです。


=肝臓の気の異常筋肉や靭帯などの過剰収縮、神経過敏


=心臓の気の異常血液循環不良、体温低下、血圧上昇や体温上昇に伴う水分低下筋肉の障害


=消化器の気の異常水分吸収の低下、消化吸収の低下、土には弛緩作用があるとされておりこれが弱ると収縮が強く起こる


=呼吸器の気の異常カゼなどによる筋肉の炎症や発汗過多による水分低下、気の循環低下


=腎臓異常高血圧、頻尿などによる水分低下、腎機能低下による水分吸収能の低下


などが考えられます。



五行のいずれの異常からも起こりますが特に原因になりやすいのは、


◆筋肉の過剰な収縮

◆水分低下

◆冷え


です。腰痛に使う漢方薬のほとんどが何れかの原因に対応したものです。



痛みの場所によって原因が違う



また痛みの部位によって五行の何れに問題があるかを大まかに見分けることが可能です。


痛みの部位別にどの臓器の気の異常で腰痛が起こったかがある程度わかります。


◯赤の部位の痛み

肝臓、胆のうの気の流れの異常が多く、貧血、神経の昂り、イライラ、強い緊張やストレスにより誘発されます。また生理に伴う腰痛もこの場所に起こりやすいものです。

肝臓の気の流れ、胆嚢の気の流れを整えるように治療します。


セルフケアとしては、

◆鉄分摂取などによる貧血の改善

◆睡眠不足の改善(特に11時〜3時の間の睡眠が大切)

◆目の使い過ぎを改善

◆アルコールを控える

◆肝経(足の内側、股関節)のストレッチやマッサージ

が有効です。


◯青の部位の痛み

胃腸の気の流れの異常が多く、飲食過多、胃の不調、腸の不調、便通の異常などにより誘発されます。


胃腸の機能は東洋医学では「脾」と表され、組織を弛緩させる働きを担うとされています。


従って胃腸の機能の異常は筋肉を緩める=緊張や疲労から回復させる力が弱ると考えられ、それが原因で筋肉を傷めてしまうケースがあります。


セルフケアとしては、

◆飲食過多の改善

◆天枢、関元など腸の代表的なツボをケア

◆腸の運動

などが有効です。



◯緑の部位の痛み

お臍の高さ、ウエストライン周辺の腰痛は腎臓、膀胱の気の流れの異常が多い水分代謝異常、膀胱炎になりやすい、カゼ、インフルエンザなどの高熱のときにも強い痛みが現れます。


セルフケアとしては、

◆腎兪というツボを温める

◆関元、石門というツボを温める

◆飛陽、委中というツボをマッサージ

◆足の後側を伸ばすストレッチ

などが有効です。



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