【春に起こる回転性めまいについて】

《ご質問》

こんにちは！

母73歳回転性目眩が数日前からあります。頭や首を動かすとなるそうです。吐き気や耳鳴り等はないそうです。

寝ていても回転して寝れないそうです。毎年この時期になりやすく昨年も同様でした。

糖尿病と高血圧があります。

なにか良い養生があれば教えていただきたいです。

《回答》

東洋医学では回転性のめまいは肝臓の気の異常から起こるとされています。また春には肝臓の気の流れに変化が起きやすく、それに伴って肝臓の気の異常から症状が増えやすくなるとされています。回転性めまいもその一つです。

また肝臓の気の異常は貧血があると起こりやすくなります。もし貧血傾向があるようでしたら鉄分を摂られると回復しやすくなります。

鉄分は直ぐに効果が出るわけではないのですが、比較的効果が早いのは鉄分が多く入ったドリンク剤です。基本的にドリンク剤はお勧めしませんが、なるべく早く止めるために一時的使われるのであれば良いでしょう。

症状が改善されたら鉄分の多い食材を摂る、鉄瓶を使うなどの方法に切り替えてください。鉄たまごなどもお勧めです。

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更にめまいはみぞおちのつまりとも関連が深く、みぞおち辺りに水分や気の停滞があると上下陰陽の気の交流が悪くなりめまいが起こるとされています。

水の停滞の場合は胃がチャポチャポする、気の停滞の場合はガスやゲップが多くなります。

いずれの場合もそれに対応する漢方がありますが、自分でできる方法としてはみぞおちから肋骨に沿って外向け（写真の青のポイント）に、ゆっくりと押し流すようなイメージでマッサージすることです。カッサなどを使われるとより効果的です。

また三陰交、血海というツボに温灸やせんねん灸を行うのも効果的です。特に三陰交はめまいによく効くツボです。

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