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伝統的東洋医学による体質と病因診断、サウンドサイエンスによる音響療法 サイマティクス、レディースケア、妊活、産前産後ケア、ベビー&キッズケア



東洋医学

今ではほとんどの方がご存知の「東洋医学」という言葉。でもそれは

本当の東洋医学ではないかもしれません

 

今では簡便に使われている東洋医学という言葉ですが、

本当の東洋医学は数千年前に書かれた書物を基礎にして、その後

膨大なデータの収集・解析の基に確立されている医学体系なのです。

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〇〇のツボ

例えばよく耳にする「肩凝りのツボ」「腰痛のツボ」こういう概念で設定されたツボは

ありません。

ツボや経絡(気が流れるルート)には、

「収縮させる働き・エネルギーを生みだす力」                          

「固める(変動を少なくする)働き・ポンプの力」

「弛緩させる働き・化成する働き」

「発散させる働き・表面を引き締める力」

「潤す働き・引き込む力(引力)」

という五行の働きがあるだけです。この五つの働きで細胞の集合、組織の働き、

生命の維持を行っています。

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肩凝りを例にすると、肩凝りの原因も様々で、

 

筋肉の収縮が原因の凝りには収縮させる働きのツボのスイッチを切る、または弛緩させる働きのツボをスイッチオンにする。

エネルギーの停滞が原因の凝りには発散させる働きのあるツボをスイッチオン、固める働きのあるツボをスイッチオフ。

ストレスやイライラが原因ののぼせタイプの凝りにはエネルギーを生み出す力があるツボをスイッチオフ、潤す作用のあるツボをスイッチオン。

貧血などエネルギー不足の凝りには化成(気や血を作る)するツボをスイッチオン、ポンプの力を持つツボをスイッチオン。

 

このように原因に合わせて生理的働きを調整するツボを治療する、これが本当の東洋医学のツボの使い方であり、東洋医学の考え方なのです。

 

また東洋医学の真髄は、西洋医学でさえそのすべてを解明できていない生理的働きを、「五行」とういう五つの働きで解明していることであり、粒子の集合体である身体がどのようにして出来上がっているかを解き明かし利用していることなのです。

つまり粒子は様々な力によってその集合を維持しているということ。

収斂し合う働き、その集合を固定する働き、外部との境界線=表面を固める働き、引き込む働き、そしてこの四つの収縮方向=内向きに働き力が強く働きすぎて押しつぶされないように適度な緩みと揺らぎを生み出す弛緩の働き、この五つの働きで身体や物質が成立している!という量子力学にも通じる科学的現象を数千年前の言葉で表現された学問、それが東洋医学なのです。

 

東洋医学は神秘的で穏やかなものというイメージが先行しやすいのですが、実は非常に合理的であり論理的なものである、ということがお分かりいただけましたでしょうか。

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東洋医学的診断

当オフィスでは東洋医学的診断法によって症状の原因を診断いたします。西洋医学的病名はあくまで物理的異常を表すものであり、東洋医学ではその物理的異常がどの働きの異常から起こっているかを究明します。そのため治らないといわれる病気や難病、病院では問題ないとされる症状もすべてが適応症であり、その原因を診断することで治療が可能です。

診断法は脈診、望診、問診、腹診、舌診の五つ。これに感性を加えた総合的診断でどの働きが異常を起こしているかをチェックします。

 

脈診

脈は五臓六腑+1の、12の働きを脈の位置にあてはめて診る方法、脈全体の大きさや強さ、速さや硬さを診る方法などがあります。

五臓六腑の働きを診る方法は、右手で肺、大腸、膵臓(消化機能)、胃、心臓の働き、リンパの働きの六つを、左手で心臓、小腸、肝臓、胆のう、腎臓、膀胱の状態を診ます。かなり細かいでしょう?

また強さや速さ、硬さで身体の働きを診ます。脈がとても硬くて締まっていれば収斂の働き過剰、緩んで太い場合は弛緩の働き過剰、弱くて細い場合はエネルギー発生不足

このように脈の状態から身体の働きの傾向を知ることができます。脈には身体の状態が反映される、まさしくホログラムなのです。

 

また脈から読み取る重要な情報がもう一つ。それは症状の原因を特定することです。症状が冷えから起こっているのか?熱から起こっているのか?水分過多か?水分が足りないのか?カゼをひいているのか?

脈の状態からこのような病因を特定します。

 

望診

望んで之を知る、つまりお会いして外見に現れている様々な情報から身体の働きの傾向を読み取ります。例えば筋肉質で目が大きな方は収斂の働きが強くエネルギーを生み出す力が強い傾向がある、行き過ぎると筋肉が収斂し過ぎて凝りや痛みの多い体であり、性格的にも締まって頑固、怒りっぽい傾向があるのではないか、このようなことが推測できます。このように表現すると一般の方でもイメージできるのではないでしょうか。

このような当然推理できるべき兆候を詳細に解析、データ化して診断法にまで昇華させたのが東洋医学的診断法なのです。

また望診はお会いするだけでなくお電話だけでも、声の質やお話のスピード、息遣いなどからおおよその働きの傾向を診断することが可能です。

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問診

大まかな身体の働きの傾向を診断したところで、それをより的確に

絞り込んでいくために問診を行います。

 

舌診

舌は心臓に繋がるといわれ、血液循環の状態が非常によく観察できる場です。また内臓の寒熱の状態、病気の新旧、摂取される食事の傾向なども診断することができます。

ガンは本来、自分自身の細胞であるため初期には脈の異常に反映されにくい傾向があります。その場合にこの舌診が特に有効です。ガンや難病などの場合には必ず舌に通常では見られない異変が発見できます。このような所見を見つけた時には診断や治療はさらに繊細で緻密なものとなります。

 

腹診

腹部には内臓があり、全身に気血を送る大動脈が存在します。このように重要な腹部の兆候を見ることで身体に起こっている異常な働きを診断することができます。例えば上向きに寝てお腹を見て頂くと少し脈動しているのが分かります。これがあまりにも大きかったり、触れると硬くがちがちと押し返してくるような場合は熱が盛んでラジエーターが働いていない!という兆候が読み取れます。

またみぞおちから肋骨の内側に沿い、背中まで張っている横隔膜は内臓の状態を非常によく表しており、この横隔膜の緊張度合いから様々な情報が読み取れるとともに、非常に効果の高い治療点としても大変重要です。

肋骨沿ってマッサージし、横隔膜の収縮を緩めるだけで喘息の発作が改善したり、胃痙攣が治まることもあります。

 

脈診+(望診、舌診、腹診)

脈診と他の診断を比較することでとても重要なことを診ます。例えば外見が虚弱そうで体力のない方の脈を想像してみてください。弱くて細い脈を想像するのではないでしょうか。これは外見に現れている兆候と、脈に現れている内臓の働きが一致しているということ。この場合は多少の症状があっても治療しやすく、予後も良好であると推測できます。もしこの外見のタイプの方で脈が強くバクバク拍動していたらどうでしょう?これは外見に現れている兆候と、脈が現している内臓の働きが反対の兆候を表しており、この場合は治療が難しく、予後も不良であることが推測できます。

内臓の働きや身体のバランスを取っているのは自律神経であり、外見と脈のアンバランスは自律神経の失調であることが推測できます。このような兆候があるときには西洋医学による手術なども予後が不良と推測できます。

このような診断法を駆使して、

どのような働きに異常を起こしているか?症状の原因になっている邪は何か?




どのような病的産物が生じているか?

 

このように東洋医学は非常に論理的且つ現実的な診断法と治療法から成立している医療システムなのです。安心してご利用いただきたいと思います。

 

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