本当に怖い話( ̄□||||) ヨマナイホウガ イイデスヨ | 小倉の美容室美容院 ラガッツァのブログ

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北九州市小倉に美容室を展開するラガッツァグループのブログです。

まぁ読んでほしいわけなんですが(///∇///)


皆さん怖い話好きなんですねぇ?(^.^)ププ


何故?だって昨日だけ閲覧数ドーン!↑っすもん(///ω///)♪ウレシカッタッスケドネ


だけど、昨日のはホントは怖い話ではなかったという、見出しだけにつられていらしてガッカリした感じだったでしょ?(^-^ゞカタスカシデスミマセン


だから、今日は本当に怖い話をさせていただきますね( ̄ー ̄)フッフッフ






それは私がまだ小学校の5年生の、夏休みのなかばの、そう、お盆も間近に迫ってる頃のことでした。


2つ下の弟と私に与えられていた寝室は、窓もない三畳ほどの板の間で、2段ベッドの上の段に弟が、下の段に私が、毎夜のうだるような暑さにタオルケットをお腹の上だけに掛けて寝ていました。


その日も熱帯夜の中、何時頃かは分かりませんが、珍しく目が覚めてしまいまして、はっきりと意識がある状態になってしまい、トイレに行こうかなと考えておりました。


その頃住んでいた借家は、倉庫を改装して人が住めるように作ったらしく、窓と言えばかなり高い天井のすぐ下の壁に、明かりとりのために取り付けたであろう嵌め込みの硝子窓があるきりで、常に空気が動かずよどんだような家でした。


トイレや風呂は、靴を履き土間に下り、はだか電球を点けながら行かねばならず、夜中のトイレは、小学生にはそれはもうお化け屋敷さながらの恐怖に耐えながらの荒行でした。


それで弟も私も、目が覚めてトイレに行かなければならない時は、お互いを起こして一緒に行ってもらうのが通例になっておりました。


そこで、いつものように弟を起こそうと上半身を起こしたら、足元に、体操座りをして膝を両手で抱いて頭をつけて寝ている弟がいたのです。


あぁなるほど、おしっこがしたくて、私が起こしても起こしても起きなくて、あきらめて寝てしまったんだなと思い、ちょうど良かった、起こしてやろう。    足を伸ばし爪先でつんっとつついたんです。


足は、爪先は、なんの感触もなく空を切りました。


そして今の今まで膝を抱えていた弟の身体が、頭部だけ残して消えてしまったのです。ゆらゆらと。


一瞬ですがその頭には弟よりももっとずっと幼い男の子の顔がありました。


私は、悲鳴をあげたかどうか、すぐに逃げたのかどうか、全く覚えてはおりません。


その後気付いたのは、明るくなって母親に起こされてからです。


私は夜中のことを思い出し、ぞぅっとし、足元の方をそっと見てみましたが、そこにはなんの痕跡もありません。


怖い夢だった。本当にあったことのように思えるけど、あれは夢だったんだ。知らない顔の男の子だった。なんであんな夢見たんだろう。お母さんにも弟にも話してみよう。    そう思いながら土間に下り、顔を洗い、食卓に付きました。


もう出勤する時間が近い父親は、時計を見つつ、テレビを見つつ、母がしゃべってる話を聞いていました。


「ああ、そうだ。昨日の夜変なもの見たのよ。健治(私)と弘の寝相を見に行って、上の弘のタオルケットを掛けてやって、健治のタオルケットも掛けてやろうとしたら、健治の足元に子供が座ってて、ビックリして小さな声で『あんた誰ねっ?!』って言ったらすぅ~っと消えてね…」


そのあと私があまりに取り乱すものだから、変なことを言うなって父が怒り、母もあら、ごめんね、嘘よ嘘。何もおらんかったんよ。子供とか嘘嘘。ごめんねぇ。とか慌てて言ってたのを覚えています。



そののち、私が高校生になった頃、その昔夏の暑い夜に倉庫から火が出て、3歳くらいの男の子が焼け死んだらしいと言う話を聞きました。


多分その倉庫というのは、その火事のあと改装し、私達一家に貸されることになったあの家なのでしょう。


あの夜から1年ほど住んでいましたが、2度とあの男の子に会うことはありませんでした。