こんにちは。
アロマ&ハーブ"La Mure" ほそかわたまみです
ブログはかなりのご無沙汰ですが、元気です!
最近歯医者さんへ通い始めました。優しい先生なのですが、それでも毎回ドキドキ。
通院の道すがら、不安にうつむき歩く舗道は、ゴツゴツと無機質で、冷たく突き放すみたいに灰色です。
でも、今日は少し違いました。風とともに甘く優しい香りが訪れ、ふわりと私を包んでくれたのです。
「大丈夫、心配しないで」
そう言って背中をポンと叩いてくれました。
ふと緊張がとけて、思わず笑顔になり、そしてあたりをキョロキョロ。
「ああ、バラの季節!」
この優しさ、包容力、「悲しみにはローズ」と称される圧倒的な癒しの力。
歯を食いしばっていた口元も、ふにゃり緩んで、なんとかなるよと呟きます。
…と、バラ大絶賛の私も、若い頃には「バラなんて」と思っていました。
たぶんその時の私には必要がない香りだったのでしょうね。
年齢を重ねて、喜びも悲しみも、存分に味わったからこそ楽しめる香りがあるとしたら、年を重ねることも素敵です。
美しいひだのような花びらが、大人のあらゆる喜怒哀楽をすくい取り、心に刺さる小さな棘もそっと包み込み、その痛みを癒してくれるでしょう。
バラの季節、お近くにバラの咲いてるお庭があれば、ぜひそっと顔を寄せて香りをもらってみてくださいね。
札幌では、大通公園西11丁目のバラたちが満開を迎えています。
それはそれは美しいので、お時間あればぜひお出かけしてみてください。