どうも、詩人です。 | ラフィンムーンカメラのごはんとお酒と妄想の日々

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何を書いたかなんてもうすっかり忘れていた
小学生の時に綴った『生い立ちの記』

ある日思い立って
クローゼットの奥に仕舞い込んだ
段ボールの中から引っ張り出して
懐かしい黄土色の表紙をめくってみた。
そこにはへたくそな絵や写真で
ページをかせぎながら
私が生まれてからのことから
将来の夢までが綴られていた。

「詩人になりたい」

いくつかの将来の夢の中のひとつに
そう書かれていた。
確かに詩人になりたいと
思ったことはあったけれど
私の記憶の中でそれは
中学生か高校生くらいの時だった。
まさか小学生の時の作文に
「詩人になりたい」と書いていたとは
ちょっと自分でも驚き(笑)

今年の3月から7月の間に
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで
開催されていた銅版画家、南桂子さんの展示
【あの木の向こうがわ】
その中で南さんの作品からイメージした詩を
募集していた。

南桂子さんは以前に
たまたまインターネットで見かけて
その作品集の表紙にひとめぼれして
すかさずジャケ買いをしてた作家だった。

よろこんでいるのかかなしんでいるのか
わかりずらい表情をした少女の眼差しに
なぜだかとても惹かれた。
そして木や鳥、花などは
子供の頃に見ていた風景を思い出す
どれも私の好きなモチーフだった。
そんな南桂子さんの作品に詩をつける。
これはまさに私が子供の頃に夢見た
詩人の作業そのもの。
早速テーマ作品をみつめながら
浮かんだ言葉や募集してない詩というには
少し長い物語までも勝手に書いて送った。

7月までに応募した作品が冊子になり、
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションから
今日届いていました。

本の形になり、
大好きな南桂子さんの作品のとなりに
自分が書いた詩が載っている。
それを見た瞬間に感動で思わず震えた。
まるで私、詩人みたいなんです。
子供のころの夢が叶った気分です。

いや、これは言ったもん勝ちや!
あ、どうも詩人です。

あぁ、うれし〜い〜〜〜♪