ふりだしにもどる。 | ラフィンムーンカメラのごはんとお酒と妄想の日々

ラフィンムーンカメラのごはんとお酒と妄想の日々

撮ったり、つぶやいたり、美味しい記憶…全ては明日へのラブレター

白菜とベーコンとしめじを
少しの水と塩こしょうでグツグツと煮込む
午前0時。
本棚に“横並びの積ん読”を手にとり
今日の気分はどれだろうかと思いながら
ぺらぺらページをめくる。
あれもこれもと私の目に
積ん読たちが主張をしてくる。

絵本。
今日は絵本、だな。と思いながら
先日古本マーケットでひとめぼれした
アリソン ・オリヴァーという
イラストレイターの描いた絵本を手にとる。
絵といい、色使いといい、フォントといい
もう全てが私の壺のど真ん中。
文章は少ないけれど
わからない単語が結構あって
とりあえず絵を見ながら
雰囲気で読んでいく。
絵本はいいよなぁ。
言葉がわからなくても楽しめる。
なんとなく想像をしながら
ぺらりとその厚いページをめくる。

そうするうちに白菜とベーコンのスープが
良い感じに煮えた。

そういえば母が作る胡椒のきいた
白菜とベーコンのスープが
すごく好きだったのだけれど
その絶妙な塩加減にはまだ
たどり着けたことがない。
母に昔聞いた時には
「塩胡椒するだけだよ」
と言われたけれど、違う。
どうしても何かが違うのだ。
それはいったいなんなんだろう…
と、思いつつの遅い夜ごはん。

お風呂から上がり、
パソコンとカメラを置いた
テーブルの横を過ぎてベッドへ…
向かったけれど、
結局どこをどうしたらいいのか
わからないまま放置したカメラのことが
気になってしまった。
テキトーにあちこちいじったので
もう何がなんだか
その設定がわからなくなっている
小さなカメラ。
これをなんとかしなければ、と
ベッドの手前でカメラと
取扱説明書を交互ににらめっこ。

そこに登場するカメラの用語が
もう本当に意味がわからなくて苦手。
取扱説明書を見ているにもかかわらず
理解ができずにおそるおそる
あちこちを触ること小一時間。
勝手に短い動画になってしまうことと
しゃっが半押しできるところまで
なんとかたどり着いた。(たぶん)

ブーン、ブーンと短いスパンで
ゴー&ストップを繰り返すバイクの音。
外にはもう、次の今日が来ていた。

カメラムズカシイ。