こういうのを“走馬灯のように”とか
言うのかしら・・・
ここんとこ、物心ついた頃から
高校生くらいまでの事が
ぐるぐると思い浮かんで回っていく。
アタシ先が短いのかしらん？
子供の頃なんて
食べて遊んで寝て、ただそれを
日々繰り返していただけのような
そんな気がするんだけど
きっと全身で全力でそれをしていたからか
今考えるとすごく濃い日々だったのかも。
今日、特に思い出していたのは
同級生のタカちゃん。
本当はちょっと泣き虫だったりするし
根は悪い子じゃないんだけど
ちょっぴりやんちゃな男子タカちゃん。
私が人生で初の
“廊下に立たされる”を経験したのは
保育園の時にこのタカちゃんがらみ。
ある日のお昼寝の時間にタカちゃんが
「ガオ～かいじゅうだぞ～」
みたいな事をしてきて
「やめて～」
とか言ってたら
騒いでた４人くらいが先生に叱られて
みんながお昼寝してるのに
廊下に立たされた。
やめてって言ってたアタシが
なぜに立たされるのか・・
ひょっとしたら“理不尽”というものも
この時人生で初めて体験したのかも（笑
そしてその時
一緒に立たされたゆみこちゃんが
急に私の肩辺りに顔をうずめて泣いた。
小さい頃から人前で泣けなかったアタシは
ゆみこちゃんを慰めるでもなく
女の子ってこういう時に
こうやって泣くんだぁ・・と
妙に冷静にそんな事を思っていた。
アタシはそっち側じゃないなって事も
その時なんとなく気付いた。
と、そこまでは
しっかり記憶があるんだけど
そこからはピタっと記憶がない。
その後みんなと一緒に
お昼寝できたのかなぁ・・
そしてタカちゃん、中学生になると
まぁ分かりやすい
田舎のやんちゃな中学生になった。
でもね、アタシ知ってる。
本当はちょっと泣き虫なとこ（笑
それに見た目はアレだけど
実は案外優しかったりして、
根は悪い子じゃないのよねぇ。
あ、そうそうタカちゃん
確か中学出てから大工さんになったけど
自分の家、建てたかなぁ・・