宙組『El Japóエルハポンーイスバニアのサムライ』『アクアヴィーテ』みて来ました

　11月のある日、現在宝塚大劇場で公演中の宙組公演『El Japóエルハポンーイスバニアのサムライ』『アクアヴィーテ（aquavitae）！！～生命の水』を観て来ました。

現在公演中の宙組と、次回公演の雪組の巨大ポスターが並ぶ。

公演ごとに芝居やショーのの背景や年代、国が異なります。組の個性も加わり、その面白さは無限大。観る人をますます虜にする宝塚の魅力がここにあります。

今回の観劇で一番嬉しかったこと

劇場改札口で、私の背後から聞こえたのは臺灣華語。20代～30代の男女数名の台湾からのお客様です。わざわざ本拠地宝塚まで観に来てくれたんです。短い時間だったけど、臺灣華語でちょっとお喋り。

「あなた達台湾人？」

「そう」

「宝塚が好き？」

「大好きです」

「ありがとう。私は台湾が大好きよ。何度も宝塚に来てね」

「きゃーーー。ありがとう」

こんな会話が臺灣華語で展開。

私の好きな台湾人が、私の好きな宝塚を好きでいてくれる、こんな嬉しいことは有りません。改札前の一瞬、とっても温かい空気が流れました。

お芝居は、宝塚ミュージカル浪漫『El Japóエルハポンーイスバニアのサムライ』。開演直前のステージはイスパニアの宮殿から。

開幕の舞台は慶長18年の仙台。さっきの台湾人の人たちに、少しでも宝塚の日本物の舞台を味わってもらえて嬉しい。彼女達、どんな思いで観てるかな？楽しんでるかな？そんな気持ちで観てました。

今回の物語は、慶長遣欧使節団として派遣された仙台藩士が主人公。次の舞台はスペイン南部セリビア近郊のコリア・デル・リオという町。日本とスペインの異文化が、その衣裳や鬘、しきたりの仕草で一度に楽しめます。大航海の演出、舞台転換、照明、台湾からのお客様はどう楽しんでるかな？やっぱりそのことが気になりました。

芝居そのものは、とても面白かったです。

宙組、イケメン男役が多いです。

芝居の内容、そのほかは、ブログ後半でご紹介する公式サイトをご参照ください。

私の私的感想としては…

真風涼帆…なんかまったり。エネルギッシュなパンチが欲しい。殻を破れ！と叫びたい。

芹香斗亜…上手いんだけど、小さく収まってる。トップに遠慮せず自由な二番手として弾けて欲しい。トップが殻をや破らなきゃ、その下も伸びないという方程式が見える。悲しいかなこれが宙組の伝統か？

桜木みなと…一番のびのびして輝いてる。だから一番目がいってしまう。このまま順調に登りつめて欲しい。今日は、この生徒の発見に救われた。