金峰郷でパイワン族の文化に触れる | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

38度目の台湾旅行 2019年8月の臺東旅行

2019年8月22日~25日

2日目③

 

太麻里郷からすぐの所に金峰郷があります。パイワン族(排湾族)の方が多く住まれ、嘉蘭、正興、新興、賓茂、歷坵の5つの村から成り立っています。パイワン族の文化がいっぱい詰まったところなんです。

パイワン族の文化に触れて、自分の視野を広げたい、もっと台湾を知りたいのです。

我要接觸排湾的文化,拓寬視野,認識臺灣

 

 

 

新興村の撒布優地区へ

撒布優(sapulju)はパイワン語で「静寂した不毛の地」という意味

 
 
パイワン族の特徴は、貴族系統と平民系統との区別があること。貴族内にも家格の相違があり、首長(頭目)家はその最高位に立ちます。これは頭目の石碑。パイワンの伝統的文化が表わされています。文字を刻んだ鮮やかな黄色が鮮烈な印象
 
 
イノシシを対象とした狩猟もパイワン族の特徴。狩猟を学び勇士となるようお力するのだそうです。
 
 
台灣基督長老教會新興教會
 
 
キリスト教とパイワン族の文化が融合した独特な教会
透き通った光、白い壁、パイワン族の伝統が刻まれた彫刻…
聖なる場所であることが感じ取れます
 
 
パイワン族の伝統的織物も飾られています
台灣基督長老教會新興教會

台東縣金峰鄉新興村77號之1

 

 

頭目の家を現す石碑。
これは徳路那弗那弗克家族の頭目の家だそうです。
パイワン族の祖霊、百歩蛇(ヒャッポタ)が描かれています。

 

 

 
新興村移住記念碑
 
 
石碑は体育館の中に設置されているんです
 
 
こちらも頭目の家の石碑
太陽も信仰していたのだろうか?太陽も至る所に描かれています。

 

 

なにもない感が良い・・・

 
 
壺が描かれてますが、これは子宮を現してるそうです。生命の神秘です。
 
 
8人の頭目の像。像のモデルは実際の頭目だそうです。
 
 
 
 

 

 
聖ロカ教会
 
 
豊收橋
 
パイワン族の文化が橋に埋め込まれています。同じものは1つとしてなく、それぞれに意味があるのだと思います。
 
 
静寂に勝るものはなし…
 
 
人神盟約祭が行われる場所。女性はこの祭事に参加できません。
 
 
女性立ち入り禁止の集会所
 
 
写真はOK
 
 
原愛布地工房へ
 
 
工房の様子

パイワン族の文化を刺繍した製品が作られます。全て手作り。ミシンが苦手な私、絶対無理。

 
 
パイワン族の祖霊百歩蛇(ヒャッポタ)のデザインが刺繍されたバックやポーチ。日本の糸も使われているそうです。
お店の女性たちは、とても親切。たくさんの作品を見せてくれ、そのデザインが百歩蛇の模様から来ていることなど話してくれました。
 
 
藍色のポーチに一目惚れ。青い刺繍は、勿論、百歩蛇の模様。とても綺麗なので買いました。450元を400元にしてくれました~音譜

 

日本から来たことを伝えると、一緒に写真を撮らせてほしいといわれました。みんなで、笑顔の記念写真。私のスマホにも笑顔いっぱいの素敵な思い出が残っています。

とても優しくて温もりの感じられる場所でした。また行きたいな~。そして逞しく、生き生きと伝統を守り抜く女性たちを支援したい。

 

原愛布地工房

台東縣太麻里北里村森川路13之1號(太麻里新與國小旁)

 

 

初めて見た収穫前の釈迦頭。こんなふうに木に実ってるんだ~。
可愛くって微笑まずにはいられない。
 
 
日本のアニメ「スラムダンク」(灌篮高手)に関係有る櫻木平交道。通称「台湾のスラムダンクの踏み切り」といわれてるそうです。日本のアニメが大好きだという原愛布地工房のスタッフさんが教えてくれました。アニメ好きの朋友さんは、勿論知ってました。
インスタ映えの場所ですね。沢山のスラムダンク迷が写真撮ってました。本家本元は鎌倉の江ノ電鎌倉高校前の踏み切りだって~。私、全然知らないんだけど…。
 
 
金峰郷には、まだまだたくさんのパイワン族の文化に触れられる場所があります。観光地ではなく、生活の場所です。そのことを忘れずに文化に触れる旅をしたいです。新たな台湾を垣間見ることが出来ました。守り、尊重したい大切な遺産です
金峰郷⇒こちら(中文)