36度目の台湾旅行は五月の高雄へ。
五月だからこその高雄を楽しんで来ました。
2019年5月24日~26日
2日目③
高雄市公共腳踏車City Bikeで茄萣區から湖内區、そして岡山區へ。岡山老街近くでCity Bike を返却し、歩いて老街へ。
岡山老街の起源は、500年くらい前の平埔族に始まるそうです。主に漁業を行っていたそうです。その後、漢人が渡来し、この場所は水陸交通の要となったそうです。
平河路にある1910年建立の建安醫院
「高」の文字をイメージした外観の建築、窓は「岡」の文字をイメージしているそうです。豊かな創造性と芸術の融合です。この醫院を建立したのは228事件の折、高雄や岡山を救ったといわれる高耀蒼医師のお父様です。息子の高耀蒼医師は、東京昭和醫專醫科畢業(今昭和医科大学)で学びました。北京語は話せた高耀蒼医師は、228事件のおり、外省人と岡山や高雄に住む人々の通訳として活躍したほか、食糧調達など様々な分野で活躍されたそうです。
この通りには、洋服屋さん、靴屋さん、電気屋さんなど日常生活に必要な商店が並んでます。
維仁路は、食べ物屋さんが軒を連ね、賑やかです。その中でも、ひときわ人の出入りが多いお店でランチ。
阿麗鍋燒意麵
めちゃ混んでる~
鍋燒意麵 45元 安い~
海鮮たっぷり、
辛いもの大好きな私に嬉しいタレの充実
スプーン5杯分はかけた唐辛子。美味しかった~。
麵もスープも美味しかった。量はやや少なめ。もうちょっと食べたかったな~。
阿麗鍋燒意麵
高雄市岡山區維仁路109號
營業時間 7:00~19:30
徒歩で回れる岡山界隈。
ここは岡山公園に面した通り。阿勃勒(黄金雨)と呼ばれるゴールデンシャワーツリーがとても綺麗
スマホカメラの機能が悪く綺麗に撮れてないのが残念。本当に素晴らしい美しさなので、ぜひ5月~6月に台湾南部へ行かれたら見て欲しい。
日本統治時代に「岡山神社」があった場所が今の「岡山公園」
日本風庭園が残っています
でかーーーーい!!
壽天宮
岡山神社の社殿は戦後取り壊されましたが、媽祖廟である壽天宮がその場所に建てられました。
岡山神社を守り続けていた一対の狛犬(石獅子)は、今も壽天宮の入り口両脇に残されています。何で岡山神社が壊された時に一緒に破壊されなかったんだろう?謎ですが、残してくれたことに感謝です。石で出来てるとはいえ、生命を感じますから。
緻密で見事な門。本当に素晴らしい。
本殿は圧巻の美しさでした。色調が鮮やかでとても綺麗。
月下老君もおわしますとは。めちゃ風格がある。
本殿裏の玉皇殿には、岡山神社で使われていたお神輿が保管されています。今回、ここへ来たのは、このお神輿が見たかったからです。
きっかけは、こちら。2月26日に大阪で行われた片倉佳史さんのトークイベント「台湾鉄路で台湾一周」に参加したことがきっかけです。岡山へ行ったらぜひ、壽天宮h行ってくださいと言う言葉が脳裏に焼き付いてました。
お神輿は、2体。金色に輝くお神輿のゴージャスさにびっくり!
中文勉強に解説も撮っておく
このお神輿が見てきた歴史を思うと感慨深いです。今も大切に保管してくださる地元の皆様の優しさに感謝です。私が台湾を好きな理由がここにあります。
お神輿の特徴
ネジで出来た媽祖様が祀られてます。両脇には、遠くを眺める千里眼(右)、そして順風耳(左)。
めちゃくちゃアートで面白い。岡山はネジ産業で有名だそうです。歴史と現代の融合。その中に、地元の特徴も織り込まれ、廟が生活の中にあることがうかがわれます。
朱色の柱、描かれた模様の藍色、緑色がとても素敵です。
天井の金の装飾も見事でした。どこを見ても圧巻の見応え。
奥に祀られた媽祖様は紙でできているそうです。媽祖様の前には、金で装飾されたテーブルとイスが並びます。こんな光景見たの初めて!
岡山公園で一番目立つ背高のっぽの朱塗りの鳥居。
昔の岡山神社の社殿に続く参道に存在した3基の鳥居のうちの一の鳥です。
こちらには真紅の鳳凰花が見事に咲いています。
阿勃勒や鳳凰花が美しいこの季節に、またここへ戻って来よう
壽天宮
高雄市岡山區壽天里公園路40號
岡山區散策は、まだ続きます。
では・・・