五月天「RE:168第168場演唱會」[自選復刻版]に参戦して思うこと | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

20度目の台湾旅行 2016年12月29日~2017年1月2日 4日目
1月1日、4日目④五月天 RE: 168 第168場演唱會 [自選復刻版]、行って来ましたサイリウム。演唱會の様子と共に、演唱會で何を感じたか…、私の心模様をお伝えしようと思います。

 

これが「初次見面らぶ~❤はじめまして」の台北小巨蛋(台北アリーナ)ハート♪

 感動で震えが来ました。この画像だけで何枚撮ったことか笑

 

 

開演30分前の到着だったのでグッズ売り場の流れもスムーズ。

 

 

時間におされながらも写真を撮りまくる~カメラ

 

台北小巨蛋の常連さんである友人はスイスイ移動。私は戸惑ってばかりでした。入り口が違うので途中からはひとり行動。本当にたどり着けるの??かなり不安。

 

さぁ、いざ入場!!

 まだここに来れたことが信じられない。夢のよう幸せ。中に入って階段下りる時も足が震え、滑りそうでした。

 

 

アリーナ席での参戦、気合十分です!!!!

 なんと、ど真ん中。宝塚歌劇でいう「ドセン」(センターど真ん中)ですラブラブ

 

 

 

会場のざわめき、照明から放たれるライトが染める空気の色合い…、これら全てが開演直前の緊張と喜びをに拍車をかけてくれます。

 

とにかく嬉しくって、嬉しくってラブラブラブラブラブラブ。ひとりでアタフタしてたら…、どよめきと歓声の渦に飲み込まれ、私は五月天の歴史の1ページの中に入ってゆきました。

 

オオーーーーーーーーーーーッ!!!!!!

 

小小五月天がスクリーンに映し出され、現在から過去へと歴代の演唱會が甦ります。

 

Just Rock It!

 

 

NOWHERE 諾亞方舟

 

 

D.N.A 創造

 

 

Jump! 離開地球表面

 

 

 

 

 

Final Home 當我們混在一起

 

 

UNION 天空之城

 

 

 

Where Are You Going? 你要去哪裡

 

 

Stand Out 十萬青年站出來

 

 

 

 

 そして…、これはまさに…、168 第168場

 

 

会場に響くのはあのギターの響きギター002

1999年8月28日台北市立體育場で開催された伝説の「第168場演唱會」復刻版の始まりです。

 

 

 これが1999年8月28日の演唱會を収録したCD。私が五月天を知ったのは2013年後半。そして2014年3月、5度目の台湾旅行で大人買いした五月天グッズの中にこのCDも入ってました(その時の記事は⇒こちら)。物事は始まりが肝心!そこを大切にしている私は、初期の五月天がとても知りたかったのです。今回、あえて、年越しを外し、最終日の「RE:168第168場演唱會」を選んだのに理由があります。五月天の始まりを感じたかったのです。

 

 

Official Live Videoなので良いか~と思い、この動画を貼り付けます

五月天 Mayday【第168場演唱會 168th Concert】Official Live Video

最初にこのCDを聴いたり動画を見た時の感想…、「若い~にひひ」「何じゃこのダサイ恰好は~ガーン」など、驚きとともに日本の1999年((平成10年)よりはるか昔、昭和の古さを感じる映像に愕然としました。台湾の「遅れ」というものをその服装、ステージ装備や演出、客席の様子から感じたのです。そして、阿信の緊張した様子、がなるように歌う歌い方、勢いにまかせた動きや観客の煽り方にも驚きました。でも、その中にある一生懸命な様子、夢に向かって邁進する様子にとても感動しました。阿信の鋭い眼差し、笑った時のあどけなさ、20代前半という年齢の中にある鋭さと幼さが交差するその姿に釘付けでした。何かを掴みたいという地鳴りのような強い信念と倔強は、臺灣六級世代(民国60年~69年生まれ:西暦1971年~1980年生まれ)の彼らが生まれ育った時代背景からくるものだと後に感じました。そして、私の知らない当時の彼らが、十数年後の「NOWHERE 諾亞方舟」の頃には、あんなにもかっこ良くなっていることへの驚きにも繋がりました。ここでいう「かっこ良さ」というのは、見た目や服装、ステージの演出だけではないのです。音楽性や創造性、彼らのメッセージに込められた壮大な世界観、強い信念、さらには、人間の発達段階における心身の成熟さがかっこ良いと感じたのです。私が五月天に惹かれた大きな理由、そのひとつは、「変化」であり「成熟」なのです。五月天が地に足着かない、時代に流されるバンドだったなら、また、あのまま「変化」なく突っ走るだけのバンドなら、私はこんなにも好きになってなかったと思います。そして、このCDや動画に出会わなければ、私はここまで彼らに惹かれ溺れることはなかったと思います。そういう意味でも、このもの凄く意味のある五月天 RE: 168 第168場演唱會 [自選復刻版]がこれから始まる…、感動で涙が出そうなくらい嬉しかったです。

 

 ライブ前半は、「第168場演唱會」に収録されたセトリと多少の曲順は違うものの、歌った曲はほとんど同じでした。今回は、セトリについては特に書きません。自分の記憶に残った部分を中心に残してゆきますね。セトリが気になる方はこちらをご参照ください。音源も少し聴けますよ⇒こちら

 

  五月天初期の作品、私は結構聴いていました。「軋車」は、今までの演唱會でも良く歌ってくれる。「HOSEE」も好き、「生活」も好き。

 「愛情釀的酒」という曲ご存知ですか?当時、若い彼らが歌う様子には、ちょっと違和感ありました。どう見てもお酒飲めそうにないし、お酒を語るには若くて蒼い彼らでしたからワイン。でも、いま阿信が歌うととっても色気があって素敵赤ワイン。たとえ阿信がお酒飲めないとしても。この曲を聴く中でも「変化」と「成熟」を感じました。

 

 歌われる曲と共に、その曲にまつわる思い出がいっぱい甦りました。「瘋狂世界」、この曲を歌いながら一緒に歩いた尊敬する華流迷の友人を思いました。今回の演唱會、いつもと違う自分がいました。もちろん、大声で歌ったり、歌えない曲もなんちゃってで乗り切って楽しんでますクラッカー。それと同時に、脳細胞のどこかにある記憶のアルバムがいっぱい開かれていったのです。初めて五月天を聴いたときのこと、Mステ出演、2014年1月「Mayday Special Live大阪」のこと、8月サマソニ大阪最前列、そして2015年高雄跨年演唱會「螢火晚會」、武道館や昨年のJust Rock It! 台北、高雄。演唱會の場面だけを思い出したんじゃないんです。五月天を語った友の存在、一緒に聞いたあの曲、あの場所、あの風景、チケットを取るための苦労、訳詞、中国語勉強…、色んな五月天との場面が甦ります。五月天は、私の生活の中でなくてはならないものとなり、人生を彩ってくれる大切な存在となりました。五月天を通して知った台湾の現実問題もあります。向日葵学生運動もそうです。五月天と出会わなければ、こんなにも台湾を好きになっていなかったかもしれない、そして今の私はいなかったと思っています。そんなことを思いながら演唱會を楽しむことが出来ました。2014年2月、Mayday 3D LIVE MOVIE 『NOWHERE ノアの方舟』を観に行ったとき、ドン引きするくらい号泣していた男性がいました。国籍は分かりませんが日本人ではありません。その人の気持ちが分かったような気がします。人生そのものなんだもん、五月天は…。

 

復刻版では当時と同じように阿信もギターを弾いてくれます。当時と同じ「軋車」「.志明與春嬌」

 (画像は相信音樂國際股份有限公司FBより)

こんな風に、過去と現在がステージ上で同時進行する演出って今まであったでしょうか?すごい演出だと思います。当時の演唱會に参戦していた人たちは、その後どんな人生を歩んでるんだろう?この会場にもいるのかな?そして、今この「 RE: 168 第168場演唱會」に参戦している私には、これからどんな人生が待っているのだろう?数年後、今度はここにいる私達が今夜を振り返れる日が来ることを願っています。その日その時、堂々と我が人生を振り返れるよう、精いっぱい前に進もうと思います。あの日の五月天や迷がそうであったように。

 この場面、阿信のギター姿にとても感動しました。ギターを買って貰いたくて色々作戦練ってた阿信の青春時代の秘話が頭に浮かんできました。でもね、今回は、全てギター演奏したんじゃないんですよ。リズム取ってただけの場面もあるんですよ。その場面の阿信も素敵でした。

 

 演唱會中盤、ゲストの登場です。Jerry(言 承旭 ジェリー・イェン)好きの友人は、この日が誕生日であるJerry がゲストかもよ~らぶ~❤と、言ってました。残念ですが、Jerry ではありません。この復刻版全9場ラストデイのゲストは「ラブソングの女王」梁靜茹。会場はもの凄い歓声ハートぃっぱぃ。異常なくらい盛り上がります。そして、メンバーの様子がいつもと違う。特に瑪莎笑。こう書きながらも、私は梁靜茹のこと、彼女が瑪莎と交際していたことを知りませんでした。終演後に友人が教えてくれたり、翌日の報道で知りました。瑪莎、そうだったのね~らぶ~❤

 

 (画像は相信音樂國際股份有限公司FBより)

2007年、4年間の交際に終止符を打った二人の「RE」。とても素敵です。こんな場面が見れるのは、二人で過ごした時間が幸せであったこと、愛すること、別れることで成長したからではないでしょうか?男と女、恋愛と別れ、こんな素敵な生き方もあるのですねらぶ~❤

 

 

この場面、本当に素敵です。
五月天「RE:168第168場演唱會」 梁靜茹走向瑪莎合唱《聽不到》
 瑪莎、とっても可愛い。梁靜茹、あの頃も今もとても素敵な女性なのでしょうね。そしてこのような演出が許される五月天の絆に感動です。
 
 
このカメラアングルの瑪莎はさらに可愛いらぶ~❤
抱きしめたくなるくらい可愛い瑪莎の映像ですハート♪
 
 

 

そして…

 (画像は相信音樂國際股份有限公司FBより)

「I love you 無望」の熱唱と共に天空から舞い降りるのは白い風船。天使のように降り立ちます。

 

 

ふふふ~らぶ~❤ Get!!

 

 

 今天你/妳少了_歳?

この意味は…?「今日、あなたは_歳若くなった?」⇒「今日、あなたは_歳過去に戻れた?」(過去の自分に立ち戻れた?)という意味でしょうか??

 

 RE: 168 第168場演唱會 [自選復刻版]のラストは、当時と同じ台湾語の「志明與春嬌」。この曲を聴くといつも思い出す。この曲が当時の若者達に与えた影響の大きさ、つまり彼らが持っていた台湾語で歌うことへのイメージを変えたこと。それは台湾アイデンティティにも繋がるのだという話を教えてくれた時のことを…。

 

 そして、ここからが五月天の「現在」が始まります。9th Album《自傳/History of Tomorrow》に収録された曲のオンパレード。「任意門」は、メンバーそれぞれが自分に当てはまる歌詞の部分を歌い継いでゆく。とっても感動で感慨深いです。彼らの人生そのものを感じます。特に感動するのは「椰林大道 誰放棄了 律師的家業」の歌詞。国立台湾大学社会学部に通う椰子の木の生い茂る通り、父親と同じ弁護士という道を捨て音楽を選んだ怪獣の事を表現したこの歌詞には心打たれます。(椰林大道は國立臺灣大學校園一二美景のひとつ。⇒こちら)そして「男兒立志 成名在望 不論多遙遠 一離開台北 卻又想念台北」男子たる者の生き様、多くの立ちはだかる壁もありますよね。「台北を離れるとかえってまた台北が恋しくなる…」。この部分では「彼らはやっぱり台北でライブやりたいんだ」と思わずにいられません。ひとつひとつの歌詞に深い思いと彼らの人生そのものが刻まれ散ると思います。

 ラストの曲は「人生海海」。大好きな曲です。疲れた時や腹が立った時に聴くとまた頑張ろうと思えます。仕事が笑

 

アンコールは4回。1回目は、アンコールとは思えない凄い勢いですギター007。「將軍令」から「入陣曲」への流れはかっこ良くて勢いがある。武道館でもこの流れでお願いしたい!!

 「突然好想你」「知足」「憨人」と演唱會必須のラインナップ。この曲じゃなきゃ音譜音譜

今回の舞台演出、凄く素敵でした。セリ下がりでステージを去る演出はとてもカッコいい。特に決めのポーズでいつも悩殺してくれる怪獣にはやられました。このセリ下がり、伸ばした手が見えなくなる瞬間の決めポーズ、さすが男前です。セリ下がる前に、全ての客席を見回す怪獣。彼の感慨深そうな表情と、キラッと光る涙を忘れません。団長としての責任感からかと思ってました。けれど、翌日のフェイスブックFBで、長年闘病されていたお母様が12月にこの世を去られていたことを知り、涙の意味が分かりました。怪獣、本当にありがとう。

 

 2回目のアンコール、五月天は何曲持ち歌があるんだろう。そうそう、これも歌ってなかったぞ、この曲がアンコールに来たかビックリマークと驚きます。これから演唱會が始まってもおかしくないくらいのラインナップです。そして、「未来」の五月天の動きも発表されました。五月天 LIFE [ 人生無限公司 ] 全新巡迴演唱會は3月高雄が始まりの地…。さぁ、目指しましょう、「未来」の五月天を。そこへ辿り着くまでの生き方も私のLIFE [ 人生無限公司 ] ですいえーいピース

 (画像は相信音樂國際股份有限公司FBより)

 

 3回目のアンコール、とどめは「終結孤單」。まだまだ盛り上がるアップアップ。客席のコールは鳴りやみません。ステージで円陣を組んで何やら相談する五月天。怪獣の口元が「怎麼辦」って動いたような気がします。この場面について友人と話したのですが、3回目のアンコールまでは想定内。この最後の最後に関しては、本当にこの場で検討したのだと思います。故に私はアンコール4回と受け止めました。「素」の、いいえ「ありのまま」の五月天の姿が見れた一瞬でした。そして、4回目のアンコールで歌った曲が「生命有一種絕對」

彼らがこの曲を最後に選んだ理由は何だろう??とっさに思い浮かんだのは、DNA「創造」台北小巨蛋での出来事。これ以上アンコールできない0時過ぎ、帰ろうとしない迷のために阿信がアカペラで歌ったのがこの曲。早く帰ってもらわなきゃいけない状況で「 請不要走」(行かないで)の歌詞が面白く感じた曲。そして、この曲に託した阿信の歌詞とは裏腹の真意を思うとそのセンスにゾクッとします。でも今回はもう一つの意味があると思います。「 請不要走」の歌詞を捧げるもう一人の女性、獣媽媽がいるからです。五月天の結束の強さ、歴史を感じます。ここまで人を思いあえる関係があること本当に素晴らしいです。これが五月天の魅力だと思います。もしこの曲を武道館で歌ってくれたなら、涙はとめどもなく流れてくると思います。

 

 18時半に始まり、私が客席を後にしたのが22時55分。4時間半!!。日本じゃあり得ない長さです。でも、あっという間でした。最初から最後まで本当に楽しくて、幸せでした。歌って、「阿信~ラブラブ」って叫んで、そしてJump 出来ない(台北小巨蛋はJump禁)けれど、体を左右に動かしたり手を振ったりとノリノリ音譜ラブラブ音譜でした。あぁ、来て良かった~、大好きだ五月天!!もうどれだけ凄い言葉を並べてもこの感動や喜びは伝えられません。台湾には「一輩子,一定要看一次五月天的演唱會」(一生のうち必ず一度は五月天のライブを観るべきである)という言葉があるそうです。まさにその通りビックリマークその演唱會を何度も観れた、観れる状況にしてくれた人たちがいる…、幸せと感謝の気持ちでいっぱいです。そして、まだ五月天演唱會を知らないアナタ、あなたにもぜひ五月天を感じて欲しいのです。

 

 最後にこの曲の歌詞をアップします。今回の9場に及ぶ五月天 RE:  [自選復刻版]シリーズ。彼らが歌い、演奏した330曲以上の曲のラストソングです。いつか心を込めて訳詞をしてみたいと思います。

 

『生命有一種絕對』
詞曲 阿信

如果我 不曾走過這一遍 生命中 還有多少苦和甜美
那風中的歌聲 孤單哽咽的聲音是誰
回憶中 那個少年 為何依然不停的追

想要征服的世界 始終都沒有改變 那地上 無聲蒸發 我的淚
黑暗中期待光線 生命有一種絕對 等待我 請等待我 直到約定融化成笑顏

那生命 燦爛煙火般上演 你和我 最後都要回歸地平線
那留下的足跡 浪花沖走 回憶海岸線
靠近我 再擁抱我 請不要讓我 的心冷卻

等待我 請等待我 不要走 請不要走
靠近我 再擁抱我 直到約定融化成笑顏
直到我嚐到 生命的絕對

 

 

 

 

五月天…謝謝你的頑固,一路陪我到這裡。
下次見。