五月天 高雄不思議 Kaohsiung incredible

　2011年から高雄城市代言人を務めている五月天。2013年8月8日に公開された「高雄不思議 五月天城市行銷短片」がとても素敵です。五月天代表曲のひとつ「瘋狂世界」を軽快にアレンジした曲が、風光明媚な高雄の街にとても合っています。



五月天が語る高雄の魅力と撮影秘話も面白い。10：47頃の熱さに弱い阿信はツボかも。

ロケが行われたのは高雄旗津燈塔、大東藝術­文化中心、西子灣、愛河之心、中央公園、中央公園、美麗島站…。繊細で美しいストーリーが高雄の風景を引き立てています。
劇中で五月天のメンバーがフラワ－シャワーをする場面があります。このシーン、かなり素敵です。ロケに使われているのは、「Ma Vie a Moi 瑪列 小巴黎商人」（鼓山區中華一路978號）という有名なフランス料理のレストランです。けれど2014年2月に閉店。今は、「瑪列 巴黎味」（左營區新榮街155號：漢神巨蛋後方）と合併しているそうです。パリを思わす素敵なお店だったのに残念です。



　そして、五月天の面々は、各々が気に入った高雄を紹介しています。


怪獸-不思議的魅力 怪獸化身為指揮家，和高雄的各種不同生活步調一起合奏出不思議的旋律…怪獸は指揮者になり、高雄の様々に異なる生活のリズムをアンサンブルさせ、素晴らしい旋律を奏でます。ひとつひとつの場面が創造力を掻き立てる。街頭の雑音も、生活の音も、全てが素晴らしいメロディーになる。ひとつの音が、光がさらに素晴らしい音楽を奏でてゆく。耳を澄ましてごらん、高雄は街の隅々までが一篇の交響楽なのです。
高雄…なんて素敵な街なのでしょう。街を歩くだけで心踊る気がします。


石頭-不思議的純淨 石頭在片中踩著鐵馬穿越大高雄南北的單車路線，傳達健康活力且熱情友善的高雄精神…トライアスロンにも挑戦する石頭は、高雄のサイクリングロードから高雄の良さを伝えます。大都会の中での自然との調和。そして、健康でかつ熱い友情を持つ高雄精神の素晴らしさを伝えています。




瑪莎-不思議的浪漫 瑪莎暢遊愛河耍浪漫，享受在高雄美好人生，品嘗繽紛絢麗的幸福滋味…瑪莎は愛河でロマンスにときめきます。高雄の美しい人生を楽しみ、色んな幸せを味わいます。空気そのものが幸せの味、自然と笑みがこぼれる街、それが高雄なのです。「questa è la vita bella 」(這就是美好人生)…それが高雄なのです。





冠佑-不思議的熱情 冠佑探訪美濃客家村，體驗手作的溫潤美好，以及實地了解美濃窯是如何經爐火­焠鍊而成就令人驚嘆的美麗…、冠佑は客家の伝統文化が継承されている美濃を訪れます。人情味あふれる町です。そこには、凛とした中にも黙々と伝統を守る美しい光景があります。美濃は油紙傘（蛇の目傘）の産地としても有名です。手作りの暖かさと美しさが体験できます。美濃の陶芸では、美濃窯の壁用タイルが有名です。伝統を守る情熱、その熱い眼差しの美しさに心惹かれるのです。


そして…
阿信-不思議的發現 阿信走悠閒風，在高雄體驗城市慢活風味，用麵包伴著咖啡香，並在轉角的唱片­行發現驚喜，傳達港都讓人怦然心動的悠遊自在…「走悠閒風」って「のんびりと歩く」こと。高雄は、思うがままに歩くのが良いようです。ゆっくりと高雄のおいしいものを味わいましょう（やはり阿信は「食」担当か～）。世界チャンピオンとなったパン職人呉寶春さんの「 呉寶春麥方店（Wu Pao Chum Bakery）」は、誰もが憧れるお店。そして芳醇な香り漂う珈琲を味う。何て贅沢な過ごし方でしょう。ふらっと立ち寄ったショップで聴くのは五月天？それともビートルズ？音楽は心を解き放ってくれます。そんな高雄での静かな暮らしの中に素晴らしい発見があるのでしょうね。それにしても、阿信は何ていい顔するんだろう～。そうそう、0：54頃に出てくるあの丸いの…、那是什麼？？

どの作品も、メンバーの個性と高雄の街並みがマッチした素晴らしいものです。とても感動しました。その中で一番惹かれるのは何でした？
私は…
「冠佑探訪美濃客家村」でした。油紙傘、好きなんです。あの独特な匂い、光沢が好きです。「蛇の目傘」という名前の方が親しみやすいです。日本特有のものだと思ってましたがそうじゃないんですね。初めて知りました。いつか美濃で油紙傘の文化を体験したいと思います。油紙傘以外でも、鮮やかで美しい客家布も好きです。北埔で体験した擂茶はとても美味しく、今も飲んでいます。今回のフィルムを通し、高雄の面白さ、　高雄不思議  Kaohsiung incredible　と共に、台湾の奥深さも感じました。

それにしても…五月天を代言人にした高雄、凄いです～。

では、また～。