11度目の台湾旅行 2015年9月10日~12日 1日目その4 嘉儀的晚餐 | J'aime・・・

J'aime・・・

私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

  森林之歌(蛋塔) のある文化路をまっすぐ南へ走ります。その突き当りにあるのが中央噴水圓環(中央噴水 ロータリー)。この圓環の中央には、嘉義農林のエース呉明捷投手の銅像があります。除幕式が行われたのは、2014年2月22日、映画『KANO』の台湾プレミアでの出来事です。台湾映画史上最大規模のプレミアでメディアを賑わせたこの日、呉明捷投手のお孫さんから、嘉義市長へ最後に投げた貴重なボール野球ボールが寄贈され、2000人のプレミアパレード参加者と、6000人の観客が沿道で見守る中、馬志翔(マー・ジーシアン)監督、永瀬正敏さん、呉明捷投手を演じた曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)さんらにより、除幕式が行われたのです。

中央噴水圓環呉明捷投手像 の真後ろです。なんと素晴らしく鍛え上げたお尻というか下半身というか…ハート。。惚れ惚れです。


 圓環に沿って脚踏車あかチャリ 自転車で走ります。呉明捷投手像 に見惚れてたら、車やバイクにひかれそうになるので、くれぐれもお気を付けください。
 中央噴水圓環 

かっこいーーー
中央噴水池 「臺灣本壘KANO精神 棒球原郷在嘉義」Kei訳:台湾の目指すところはKANO精神にあり 野球の故郷は嘉義にあり」
 映画『KANO』は、人種や国籍により人を優遇するのではなく、人として平等のもと、選手や、監督が「甲子園」という目標に向かって、不屈の精神で自分たちの信念を貫いた実話です。「KANO精神」という言葉には、「勇気」「努力」「自己犠牲」「責任感」「遵法」という近藤監督から学んだ「日本精神」が含まれていると思います。嘉義のメインストリートに刻み込まれたこの言葉には、日本と台湾の深い縁と絆を感じます。
 この呉明捷投手の銅像が作られる前は、孫文の銅像があったそうです。孫文像は2007年9月10日午後、落雷により破壊されたそうです。その後は、色んなオブジェが建立されていたようです。


因みに、昼間はこんな光景です。(画像は「旅々台北」よりお借りしました)
中央噴水圓環 呉明捷投手の投球フォーム、豪速・豪腕ピッチャーって感じが伝わります。想像の後ろにデカデカとある「日立」の看板が嬉しい。

 この、中央噴水圓環から伸びるのが文化路夜市 。晩ご飯は、夜市で嘉義ならではのものを食べようということになりました。

 ズバリ1本指、「嘉義=雞肉飯」。本場嘉義では「『火』雞肉飯」と銘打ったお店が軒を連ねており、七面鳥(火雞)七面鳥を使った雞肉飯を味わうことができます。まずは、このお店で嘉義発祥といわれる「雞肉飯」を食べることになりました。
郭家(粿仔湯・雞肉飯) 郭家(粿仔湯・雞肉飯) 嘉義市文化路148號
1962年に創業。現在の店主で三代目です。店内は、地元のお客さんで一杯です。女性一人で食べてる方もいます。仕事を持った女性は、外食が多いと聞いたことがあります。台湾の食事事情、ホントのところはどうなのでしょうか?。

 
 郭家(粿仔湯・雞肉飯)お店の前には、バイクがぎっしり並んでます。そのすき間に無理やり脚踏車あかチャリ 自転車を停めました。ちゃんと停められたかの最終チェックと、脚踏車の鍵の管理は小沐のお仕事。ちゃんとワイヤーロックをかけてくれますありがとうございます

郭家(粿仔湯・雞肉飯)店内は賑やか。オレンジ色のプラスチック容器を見ると、台湾で食事してるんだ~っていう気分になります。お店によっては、汁物を入れるお椀として使っていたり、魯肉飯などご飯ものを入れるどんぶり代わりに使っているなど用途は様々。


 「外帶 wài dài」は、「テイクアウト」。「便當biàn・dang」は「弁当」。「外帶便當」で、「お持ち帰り用弁当」というわけです。ここの「便當」は、店内で食べる「内用nèiyòng 」よりも10元高いです。

  小皿料理もたくさんあります。
この画像に出てくる単語でお料理の勉強をしましょう。意味が分かったら、お料理、味付けが想像できて楽しいです。
蒜 suàn ⇒にんにくニンニク
蒜泥 suànní ⇒すりつぶしたにんにく
猪心 zhū xīn ⇒豚の心臓旦那
zuì⇒酒に酔う 酔っぱらい
醉雞 zuì ⇒雞の鮭漬け紹興酒
五味 wǔwèi ⇒甜(甘い)'酸(すっぱい) 苦(苦い)辣(ぴりぴり辛い)咸(塩からい)の5つをいう
章魚 zhāngyú ⇒たこゆでだこ
鱿魚 yóuyú ⇒スルメイカイカ
脆腸 cuì cháng ⇒油で揚げた豚の小腸(こんな説明もあります⇒茹でたモツ類を串に刺し、日本でいうところの焼鳥のような感覚で売られている冷菜のこと)この画像からすると、串に刺してないけど、茹でたモツに見えますが…。)※ご存知の方、補足お願いします。


  左) 魯肉飯ぶー30元 右)雞肉飯七面鳥30元

  雞肉飯七面鳥
お肉そのものは、弾力がありますが、味は淡白。煮汁は少な目でした。

肉飯ぶー
南部で食べる魯肉飯は、初めてです。こちらも煮汁は少な目。台湾北部の魯肉飯は、お肉トロトロ、煮汁も濃厚で大目でギラギラしてる印象です。この画像、一見、ライトな魯肉飯に見えますが、しっかり味が付いて美味しいです。個人的には雞肉飯より魯肉飯の方が好きです。鶏肉(七面鳥)より、豚肉そのものが好きと言った方が良いかもしれません。
 台湾のご飯ご飯、好きです。日本のような噛めば噛むほど甘みが出るというのではないのですが、雞肉飯や魯肉飯みたいに煮汁の入ったものと一緒に食べると美味ししさが増すタイプのお米だと思います。
  
\糯米大腸 このお店の名物のひとつ糯米大腸(小 50元)。これは、豚の大腸に味付けしたもち米を詰めて蒸した料理。もち米がぎっしり詰まっているので食べごたえあります。もち米の味付けは薄味。


 \糯米大腸 茶色いタレは、見た目がみたらし団子の甘いタレに似ています。なんと、味も似てて、甘い醤油味のタレでした。みたらし団子のタレを夕食に食べてるような不思議な感じです。甘い主食…、日本にはないものですね。この「糯米大腸」、もち米で作ってるから主食ですよね?それともおかず?同じ主食系なら、「〇〇飯」や「〇〇麺」を選ぶと思います。


 \糯米大腸 お店の入り口横には、蒸される前の糯米大腸」が、デ~ンと陣取ってます。



 文化路夜市を南へ進みます。凄く賑やかで人混みが多いです。食べ物屋さんの屋台が並びますが、衣類、靴、アクセサリー、小物など、日常生活で使うありとあらゆるものが売られてます。ほんと、何でもあります。ぬいぐるみ、お化粧品、ネイルアート等々。


歩きながらの撮影はピンボケが多くて…。
  屋台で売ってる串刺し料理、ホルモン系が多いようです。いまだ挑戦したことなし。ホルモンは苦手なので、まぁそのうち気が向けば挑戦です。何かの勢い、ノリで挑戦する日が来るでしょう。

文化路が民族路に交差する手前にあった果物屋さん。 今の季節はlóng yǎn が旬だそうです。ライチに見えますが、ライチより小ぶりです。おじさんが試食させてくれましたライチ。見た目も味もライチに似てるけど、爽やかな食感と味はクセになりそう。眼」、食べたことがないので買うことにしました。三人で旅すると、皆で分け合って美味しいものが食べれます。これも楽しいです。


  測り売りです。このあと、赤と白のシマシマ模様のビニール袋に入れてくれました。このビニール袋、日本にはないものですよね。この袋を持ち歩くだけで台湾に来た気分満載です。私は、汚れない限りこの袋も持ち帰り、日本で台湾を思い出だしてます袋。現地で買ったものを入れてくれる袋袋 袋 紙袋 に、異常な愛着ありませんか笑??


民権路沿いの文化公園にも「KANO」発見!
 この公園では、カラオケ大会やお祭りが催されて賑やかでした。嘉義の街、夜の方がエネルギッシュです。


民族路にあるお店。嘉義で代表的な小吃の一つである「鹹米糕」を食べにやって来ました。
 阿岸米糕 阿岸米糕、嘉義市東區民族路420號



 阿岸米糕 


  
左)鹹米糕を頼むと付いてくるスープ 中)鹹米糕(小)25元 右)土魠魚羹35

 鹹米糕
このもち米の弾力、伝わりますか~??上に乗っかってる豚肉も、味がしみて美味しかったですよ~
  「阿岸米糕」「鹹米糕」は、伝統の作り方にこだわり、厳選したもち米をヒノキの桶で炊いています。この炊き方が、もち米ならではの弾性と美味しい風味を保っているそうです。たしかに、凄い弾力でした。先ほど郭家(粿仔湯・雞肉飯) で食べた糯米大腸」の、しっとり系弾力とは異なる、パワフルなモチモチ感です。決して硬いというのではなく、弾力が凄いんです。そして、噛めば噛むほど味が出て来ます。この食感と風味、好きですね~ 。米糕にかけたソースは丸ごとの豚腿を煮込んで薄切りにしてから、エビ干しと炒め葱とともに炒めたもので、米糕を更に香ばしい風味にアップさせるようです。まさにその通りの美味しい「鹹米糕」です。


  だし汁が染み込んでます。ここでも注目して欲しいのは、もち米。一粒一粒が美味しくて超級レベルのモチモチ感。「厳選されたもち米を選び…」というのは、本当です!!あ~、美味しかった!
鹹米糕と一緒についてきたスープは、カツオだしで、美味しく頂けました。



  「土魠魚羹(←読み方分からなくて~)土魠魚は、白身魚。日本でいうとの一種です。gēngトロッとしたスープ” “蒸して固めたもの”という意味。このスープ、確かにトロッとしています。生姜と、白菜の甘みが効いた美味しいスープです土魠魚の臭味もなく、柔らかいです。土魠魚の旨味は、噛んだ瞬間に口の中に広がります。脂身が少ないお魚で美味しいです。だからといってパサパサの白身魚ではなく、モッチリ感があります。この土魠魚にこのスープ、凄く良い愛称だったと思います。

 嘉義には美味しい小吃がいっぱいです。台北でも食べられるものはあると思いますが、その味付けやお米はちょっと違う気がします。お米、もち米は、嘉義で食べるものが美味しかったです。そして味付けは、こちらがライトな感じ。ゴテゴテ、ギラギラ、濃厚っていうのが台北よりも軽い気がします。台湾のいろんな場所で、その土地の気候や風土を生かした美味しいものをたくさん食べたいですね。また来なきゃ 

 あらら、肝心な台湾スイーツを忘れてしまいました。これから3軒目のお店へ行きます。民族路を西に戻り、文化路を右手にさらに進みますあかチャリ 自転車。私も、玉小姐さんも、そして小沐も大好きな台湾スイーツハート8。大好きな芒果は、もう美味しくないと玉小姐さんはいいます。芒果は来年の楽しみにとっておきましょう。さて、3軒目、美味しく頂きまーーーす。

続きはまた今度~ハイバイバイ