「景美」へは、MRT新店線、新店行で行けます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150616/22/la-maison-du-chocolat/88/0f/j/o0800060013339360297.jpg?caw=800)
横断歩道を渡りながら、景美の美しい街並みが眺められます。住むのに良さそうな街という印象です。
![景美](https://stat.ameba.jp/user_images/20150617/06/la-maison-du-chocolat/98/d2/j/o0800106713339554583.jpg?caw=800)
横断歩道を渡ってすぐ目の前で朝市が開かれてます。
景美朝市入り口。ローカル色が濃くてワクワクしま
す。台湾でゆっくり朝市を散策するのは初めてです。
市場に入ると…豚肉屋さんが軒を連ねます 。
結構、リアルな光景が続きます。「豚は鳴き声以外は全て食べられる」といわれてますが、まさにその言葉を現実に感じてきました。鳴き声以外、全部ありました。そう、ぜんぶ~~。
いちばん衝撃の少ない画像を選びましたが、怖がりのアナタ、お食事中のアナタは、スルーしてください。 いや~、ここまでリアルなのは、私も初めてです。「うぉ~
」とばかりに、マジマジ眺めました。豚さんの全てが見事に展開されています。きれいに処理されているので、とても見やすいというか臓器が分かりやすいです。脳みそ、腎臓、肝臓、小腸、大腸、そして舌…。まるで「人体の不思議展」ならぬ「豚さんの不思議展・解剖展」です。この写真以外にも、すご~いのがたくさんあります。先日アップした「1泊台湾旅行を語るランチ」で、Sさんが「コレ、キツイ~~
」 と拒絶していたので、今回はそれらの画像は割愛いたします。
豚肉屋さん以外にも沢山のお店があります。
食べ物屋さんに混じって、洋服屋さんもあります。生活必需品は、この朝市で揃います。
狭い路地でも構いなし!トラックも通ります。
こんなのもアリのようです。あら~、どんどん進んでゆきます。日本では見られない面白い光景です。
何売ってるのかな??左は椎茸。右は何??這是什麼?
果物屋さん。どれもとても甘くて美味しそう。ライチも登場で役者は揃った感ですね
やはり芒果は外せませんね
。甘い香りが漂います。
八百屋さんには、日本で見かけるものと同じものが並びます。キュウリ、たけのこ、ブロッコリー、ピーマン等々~。でも、私、これを知らないんですけど?
這是什麼?これって日本にもあります??
こんなの毎日食べて暮らしたい~。葱餅。
お魚屋さんも沢山あります。そういえば、台湾で本格的なお魚料理食べたことないな~
。いつか新聞紙紙敷いて「ペッ、ペッ」って骨出しながら食べて見たい
。
新鮮なお魚が並びます。動いてるんですよ~。色艶も良く、美味しそうです。んんん???真ん中にいる黄色い網に入ってるものと目が合いましたよ~
この子です~。
食用ガエルですね。でも、「僕たち、食べられんの~
?」って視線だったので、胸が痛みます。ウルッ
ときます。それくらい表情豊かで可愛い子達でしたので・・・
。
景美朝市、凄く広いです。この通りを直進し、右に曲がると更に奥へ奥へと勧めます。迷子になりそうです。
地元の人で賑わう朝市。飛び交う言葉は台湾語!台湾語って全く分からないけど、五月天・瑪莎が喋るトーンの高い会話に似た響きや、台湾華語とは異なる聴覚の刺激に嬉しくなってしまいます
。台湾語って、凄く威勢が良くて、ジェットコースターみたいに抑揚があり、発声するのに口の周りの筋肉をいっぱい動かして音を構成しているイメージです。そんな言葉が飛び交う朝市、そこにいるだけで元気が出ます
。
這是什麼?前列真ん中は、日本でいうなら高野豆腐??火鍋で食べたのと似てます。
市場の通りに面してこんな宮がありました。
景美進興宮土地公廟です(景美街39-5號)。土地公廟とは、その土地の守りです。そこに住む人々の日常生活に根付いた身近な守護神です。五月天の「借問眾神明」が思い出されます。この曲は、こんな土地公廟との関わりからできた歌なのではないでしょうか??台湾全土には数えきれないほどの土地公廟があるそうです。
景美朝市、本当に広いです。こんな杯子蛋糕bēi・zi dàngāo (カップケーキ)や牛軋糖niú gá táng (ヌガー)をクラッカーで挟んだ台湾スイーツ、大好きです
。 日本語の「の」、台湾でも同じように「の」で使われてます。最近は、このような表示が少なくなったと聞いていたのですが嬉しい発見です
。
これ、これ、すごーーーーく魅力的でした
。
見ただけで甘くておいしそうな気がしますよね
。
「甜蜜蜜」この言葉、惹かれます。どんだけ甘くて美味しいのでしょう~
。
気になる~~
。
これも美味しそうでした
。
一粒一粒がしっかりしてて輝いてるんです
。
食べたい~~
。
本日帰国のため、諦めました
。
市場の密接した建物の間に、人がやっと通れるような狭い通路を発見。
何があるのでしょうか?ちょっと探検してみます。
なんか見えます。何?何?なーーーーに??
おおっ!!なんと神々しい!!
三級古蹟・景美集應廟です。
正殿の屋根。三像がすごく愛らしいです。今から400年前、福建省泉州府安渓出身の人々が台湾に移住して来た時、故郷の守護神である「保儀尊王」、「保儀大夫」、「清水祖師」などといった神様も連れてきました。時の流れと共に、安渓県の神様を参拝する人の数も増え、1867年、この地に建廟(正確には分霊)されたのです。現在の景美集應廟は日本時代の大正13年(1924年)に修復されたもので、さらに一部は1960年と2003年~2005に修復されました。景美近郊の発展は、景美集應廟を信仰する安渓人を中心に大きくなりました。このことは、台湾と移民の歴史を知る貴重な軌跡だそうです(景美集應廟でもらった中文冊子を訳してみました。訂正、補足など宜しくお願いします)
木材と煉瓦の調和がとてもノスタルジックです。
木材の美しさに惹かれました。細工がとても緻密であり、描かれた彩繪(ダミエ)には、保存がとても大変だそうです。台南の彩繪匠師:陳玉峰(1900年~1964年)らにより修理されたそうです。小さい廟ですが、信仰的、美術的にもとても貴重なものだと思います。朝市の路地を通し、偉大なる歴史を垣間見れた気がします。
この廟を建立した高氏により「大平世澤」という額が寄贈されたそうです。「威鎮東瀛」という額は大正13年~15年の第一次修復を記念して送られたものだそうです。
熱心にお参りする人々の姿は絶えません。大合唱のような龍山寺の光景とは対照的です。この静けさの中での祈りも心洗われます。神様と共に日常があるのですね。
賑やかな市場の通りからほんの数メートルの路地を進んだところにある景美集應廟は、市場の奥で静かにたたずんでいます。台湾の「動」と「静」を感じることが出来ます。機会があれば、ぜひお尋ねください。
景美は、朝市とともに夜市も地元パワーで賑わっているそうです。観光化されてない夜市、ぜひまた来たいです。
さて、朝ごはん食べに行かなきゃね。
続きはまた今度…。