レトロな趣の
車埕火車站 です。車埕火車站(車埕駅)は日本統治時代に建設された集集線の終着駅。集集線は全長29.7㎞で台湾最長の支線です。その終着駅と言うことから
「最後的火車站(最後の駅)」 と言う別名でも呼ばれています
。
車埕 火車站 は、1999年の921大地震で他の集集線駅と同じく壊滅的被害をうけました。駅舎の復興にあたっては以前の鉄筋コンクリートの建物から、林業で栄えた町の特徴を生かすべく、木材を多用した現在の外観に生まれ変わりました。その素朴で優雅なたたずまいは、台湾で「
最も美しい駅」 と言われています。
列車が入ってきます。駅にいた人たちみんなが鉄男さん、鉄子さんに変身です
。
Yuさん も鉄子さんでした~
。
土曜日なので、こんなに混んでます。外観の賑やかなデッサンと異なり、内部は現代的です。さて、
車埕火車站 から
二水火車站 までの7っの駅で構成された集集線の旅が始まります。
車埕火車站 ⇒
水里火車站 ⇒
集集火車站 。
ここは、
集集火車站 。日本統治時代に建てられた木造駅舎が 残っています。これも921大震災で倒壊したものの、戦前の設計図を元に復元 され、今では町のシンボルとなっています。この町は、樹齢700年の集集神木や、震災で倒壊されたまま保存されているが「武昌宮」あり、見どころ沢山だそうです。
Yuさん は、こんな町が大好きといっています。
集集火車站 ⇒
龍泉火車站 ⇒
濁水火車站 です。
濁水火車站 。濁水はトウモロコシやお茶の栽培が盛んだそうです。何もない静かな駅で、乗り降りする人もほとんどいません。
小M のカバンは、何でも入ってる魔法のカバンです。この本を取り出し見せてくれました
。
台湾語の教科書です。
「 木頭娃娃奇遇記」 、レイチェル・フィールドの童話です。は原題は「Hitty, Her First Hundred Years HITTY HER 1ST HUNDRED YEARS」。日本でも「
ちいさな人形とちいさな奇蹟 」として翻訳されています。主人公の名前はヒティ。100年前に行商のおじいさんが、幸せを呼ぶナナカマドの木から作った小さなお人形。いま、誰もいないアンティークショップでそっと羽根ペンを手に、これまでの大冒険を語りだすと…、いう物語です。この本は、台湾各地で小学校の推薦図書になってます。
台湾語、全く分かりません
。
濁水火車站 ⇒
源泉火車站 ⇒
二水火車站 と続きます。
二水火車站 に到着です。集集線7駅の旅は、約1時間です。
二水火車站 には、日月潭への誘いの碑があります。
この列車に乗って、
新鳥日 という
台中高鐵 (台湾新幹線の台中站)に連結している駅まで行きます。
私が
小M を撮り、
小M が私を撮ります
。
小M と一緒にいると、子供の頃にタイムスリップできます。私に
「好朋友 」 として接してくれてありがとう。子供の頃に時計を戻してくれた
小M 、あなたがくれた時間は、今思い出しても胸が熱くなり涙が出そうです。
すっかり仲良しの私達は、発車ギリギリまで、車内やプラットホームを走りまわって遊んでたので、
Yuさん は、乗り遅れないか心配してます。
無事に出発したので、みんなで自分撮り
。
こんなのどかな駅が続きます。
彰化火車站 。ここは、いつか来てみたいところ。
彰化 は「肉圓」(バーワン)発祥の地。めちゃくちゃ美味しい!!と
Yuさん 絶賛です。次回はぜひ彰化にご一緒したいですね
。
さて、
新鳥日火車站 に到着です。ここは、台湾高速鉄道(高鐵)
高鐵臺中站 に連結しています。
超近代的な
高鐵臺中站 は目の前です。
高鐵臺中站 へ行くためには、改札口で切符の裏にスタンプを押してくれます
。この切符は、
小M が書いている旅行記に残されるんでしょうね
。
高鐵臺中站 は、高鐵のテーマパークみたいで楽しいです
。
ダンボールでできた列車と駅舎。台湾アートってすごく面白い
。
こちらは、鉄道ショップ。高鐵に限らず、台湾中の鉄道に関するグッズやお土産物が売ってます。もの凄く購買意欲を駆り立てられますよ~。鉄男さん、鉄子さんは勿論、そうでない方も時間が経つのを忘れて楽しめます。
子供たちが遊べるスペースもいっぱいあります。子供の夢を伸ばし育ててくれるワンダーランドだと思います
。
改札を済ませ、エレベーターでプラットホームへ昇ります。
高鐵臺中站 周辺はこんなにのどかで何もないです。
14時01分発の台北行きに乗ります
。3人並んで座れるように、切符は早割で
Yuさん が買ってくれてました。
Yuさん と
小M は、自分たちの降りる新竹を越え、桃園国際機場まで送ってくれます。凄く有難く嬉しいです。でも、お別れが近付いていることも意味するので、テンション低めの私です。
と、いいながらも、遅めのランチタイム。憧れの
「便當」 。
そう、ホントに「憧れ
」だったんです。台北ステイ している時も、一食を
「便當」 にたいな~と思ってたくらいです。今回、念願かないました。私の狂喜乱舞のお隣で、
小M は再び試練を迎えてます。今回は「割り箸
」が使いたかったのです。でも、
Yu媽媽 の教育方針は、エコを大切にする持参の「My 箸
」使用。
Yu媽媽 の顔が厳しくなります。きちんと
小M に説明しているようです。
小M も葛藤の末、納得したようです。でも、ゴメンね
小M 。私が割り箸使ったから、使いたくなったんだよね。いつもならそんなこと言わない
小M の自律心を乱しちゃったね。反省すべきは私ですね
。
小M は、ちゃんとMy 箸
を使います。偉いね!またひとつ大人になったね
。
排骨飯(パイクーハン)と煮卵のゴールデンコンビ
。お魚の揚げ物、大根の漬物やブロッコリーも付いてます。お肉は、お箸で切れない硬さです。骨付きなので、ガブッとかぶりつきます。日本では味わえない台湾独特の甘辛い醤油味と八角風味がたまりません
。メチャクチャ美味しいです。
好好吃~ 。そして、煮卵がまたまた
好好吃~ 。このボリュームたっぷりの
「 便當」 を
高鐵桃園站 に到着する14時38分までの37分間で完食せねばならないとは、何と大変なことか!!車窓の景色はそっちのけで一生懸命モグモグと食べました。お肉、固めだから大変なのよね~
。でも、ちゃんと食べましたよ。完食とほぼ同時に
高鐵桃園站 へ到着。便利なことに、チャイナエアライン
は、
高鐵桃園站 でチェツクインできるのです。これはとても良いシステムです。荷物も預けられるから身軽に空港へ行けます。まぁ、私は思いっきりリュックに詰め込んでるので、預ける荷物はありません。
高鐵桃園站 からは、バスで桃園国際機場まで行きます。バスの本数は数分刻みですので安心です。でも、確実に迫っている旅の終わりは、心を切なくします。
では、ラストは次回に…。